格闘家の那須川天心（23）と武尊（30）の“世紀の一戦”が行われる格闘技イベント『THE MATCH 2022』（19日・東京ドーム）に向けて、天心のホームリングである『RISE』のメンバーが集結して取り組んだ強化合宿の密着映像が、同大会を完全独占生中継するABEMAのYouTube「ABEMA格闘CH【公式】」で公開された。

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　この合宿は先月に実施され、大会のメインで武尊と対戦する天心をはじめ、風音、中村寛、原口健飛、白鳥大珠、“ブラックパンサー”ベイノアら、K-1との対抗戦に挑む選手たちが集合。サポート選手として天心の弟で4月にプロデビューし、大会のオープニングファイトに参戦する那須川龍心も参加した。

　選手やRISEのSNSで合宿の模様は公開されてきたが、密着映像は初解禁。天心は「今後、こうやって（RISEとK-1が）交わることって、ほぼないと思うので、“どっちの団体がすごい”じゃないですけど、その1回で勝ったほうが客観的見た時にそう思われる。最初で最後ですから、やってやりましょう」と、団体の看板をかけた戦いに向けて闘志を燃やす。

　ゴンナパー・ウィラサクレックと対戦する白鳥は「（今後RISEのリングで）戦う可能性のある選手との練習はイヤですけど、こういう機会もないので、今回は今回でTEAM RISEでみんなで勝てればいい」と合宿への意義を捉える。RISEの伊藤隆代表も「TEAM RISEとして全勝目指す」と目標を掲げた。

　練習は全選手が集合して体育館で行われ、全員がおそろいの黒いTシャツを着て一丸となり、走り込みからフィジカルトレーニング、ミット打ちなど激しいメニューに取り組み、天心も「みんな向いてる方向が一緒だから、すべてが噛み合っている」と手応えを明かす。さらに、さまざまな選手同士でマススパーも行われ、風音も「出稽古に来てる感覚。いつもと違う緊張感でワクワクする」と技術の交流を実感した。

　初日の練習後、スタッフから「見ててすごいなって人いました？」と聞かれた原口は、「那須川天心」と即答。「すごいのは分かってたけど、生で見たらすごかった。（速さが？）全部が全部ですよ」と間近で触れた“神童”の強さに舌を巻いた。

　天心も「頑張ってるやつがいれば負けられねぇって思うわけだし、みんなチャンピオンクラスだから、意地とかは見えるしあと3日間集中してやっていきます」と大将としての決意を新たにする。他の選手からアドバイスを求められることも多かったようで「今後のRISEの人たちに継承じゃないですけど、ジムが一緒や違うは関係なく自分の持ってるもの全て教えたい」と語った。

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