声優・高橋李依と歌手・大原ゆい子が28日、東京・墨田区押上の高木神社で劇場版『からかい上手の高木さん』（6月10日公開）の大ヒット祈願を行った。TVアニメ第1期の放送前にもヒット祈願を行った場所で、高橋は「『高木さん』の“はじまり”って感じがします。ここまで続いたからこそ、きょうこうしてヒット祈願ができたんだなと」と喜びを噛みしめた。

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　『ゲッサン』（小学館）に連載中で、コミックスがシリーズ累計1100万部を突破した山本崇一朗氏原作の青春コメディー。TVアニメ第1期〜3期に続く劇場版となり、高木さん（高橋）と西片（梶裕貴）の中学最後の夏休みを描く。TVシリーズに続き、主題歌「はじまりの夏」を大原が担当した。

　主人公・高木さんと同じ名前の高木神社は、かねてコラボ展開が行われきた場所。この日、祈祷を終え、高橋は「帰ってきたなという感じ」と感慨深げで、大原は「第1期が始まる前に、初めてここで高橋さんとお会いして。その時のことを思い出します」と振り返った。

　また、高橋は「祈祷中に『からかい上手の〜』と、耳なじみのある名前が読み上げられるとニヤっとしちゃいますね（笑）。知っているお世話になった皆さまの名前が上がるたびに、『このメンバーで作ってきた』という気持ちを噛みしめることができました」としみじみ。絵馬については「第1期のときには『高木さんが愛される作品になるといいな』とお願いしました。映画になってここへ帰ってこられたので、今回はお礼として『（高木さんと）出会わせてくれてありがとう』という気持ちを書きました」と明かした。

　劇場版の見どころについて、高橋は「TVシリーズは原作のシナリオをショートシリーズ仕立てで、たまにオリジナル展開も交えていましたが、今回の劇場版はまるっとオリジナル。それは本当に新しいと思いますし、劇場版にふさわしい”夏”という期間でもあるので1本の作品として楽しめるなと思っています」とアピール。大原は「劇場版では曲を書くときに情景が浮かびやすかったので映画ならではだと思いました。すごく楽しみです！」と呼びかけた。

　キャッチコピーが「小さな出会い、はじまりの夏。」とあって、「夏始めたいこと」を聞かれると、高橋は自身を”始め屋”だと明かし「次から次へと始めたいことが出てきてしまうんです。本当にたくさんのことを始めてしまって…」と意外な一面を披露。そんな高橋に対し、大原は「うやらましい！」と言、自身は「食べることがすごく大好きで、食べすぎないことを始めたいです（笑）」と切実に語ると、早速、高橋が「一汁三菜みたいな」と提案するなど、2人で盛り上がった。