日産自動車は20日、オンラインで会見を開き、新型軽電気自動車「サクラ」を発表した。

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「サクラ」は、100％電気で走るまったく新しい軽の電気自動車。軽自動車独自の小回り性能に加え、「リーフ」の開発で培った技術をフル投入した電気自動車ならではの静粛性や力強くなめらかな加速を実現した。

　自動車として初搭載の先進運転支援技術「プロパイロット パーキング」などが、生活に寄り添いなが運転する楽しみをもたらし、毎日の車との生活にワクワク感を届ける。コンパクトなボディを維持しながらも、通勤や買い物など、日常のドライブに十分な航続距離と広々とした室内空間を確保している。

　星野朝子副社長は「サクラは、リーフ、アリアに続く、量販乗用車モデルとなる電気自動車です。軽自動車市場に投入するこの電気自動車は、日本の自動車市場の常識を変えるゲームチェンジャーとなり、電気自動車の普及促進に弾みをつける存在になると確信しています」と述べている。

　車名の「日産サクラ」は「日本の電気自動車の時代を彩り、代表するクルマとなって欲しい」という願いから、日本を象徴する花である桜に由来し、社内公募により決めた。

　最大195Nmのトルクを発揮するモーターと、高度制御技術により実現した素早くなめらかな加速により、高速道路の合流も無理なくスムーズに行うことが可能に。また、モーターの構造を最適化することにより、軽自動車としては最高水準の静粛性を実現。軽自動車ならではの小回り性能(最小回転半径 4.8メートル)とあわせて、日常のあらゆるシーンで快適に運転できる。

　今夏の発売を予定しており、価格はグレード「S」が233万3100円、「X」が239万9100円、「G」が294万300円となっている。クリーンエネルギー自動車導入促進補助金を活用した際の実質購入価格は約178万円（消費税込み）〜となる予定。