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増子敦貴、『機界戦隊ゼンカイジャー』ゾックスを回顧 介人・駒木根葵汰は「双子の兄」 2nd写真集『彼方の空/海の旋律』発売

 男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICとしても活動する俳優の増子敦貴(22)が、3月31日に2nd写真集『彼方の空/海の旋律』(KADOKAWA)を発売した。スーパー戦隊シリーズ第45作記念『機界戦隊ゼンカイジャー』にゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザー役で出演し、話題を集めた増子にORICON NEWSがインタビュー。同作のキャストへの思い、またGENICとしてのこれからなど語ってもらった。

2nd写真集『彼方の空/海の旋律』発売する増子敦貴 (C)ORICON NewS inc.

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■早いけど濃い1年を振り返る 『ゼンカイジャー』思い出のシーンも

――『ゼンカイジャー』の放送が終わりました。振り返って、いかがでしたか?
 新しい1年でした。初回放送から、もう1年経ったんだと思うと、あまりにも早かったです。早いけど濃い。今は正直、さみしい気持ちです。『ドンブラザーズ』も始まりましたけど、まだ『ゼンカイジャー』が続いてほしかったなと思うぐらい思い出深い、一生残る1年でした。やりきった1年。でも、楽しかったものに関しては、どんなに頑張っても心残りがあるものだと思っています。素晴らしい作品、素晴らしい仲間と出会えたんだなと感謝の気持ちでいっぱいです。

――思い出のシーンは
 第44カイ「SD=スモール+デッカい?!」です。界賊一家の弟たちがSDにされた呪いを解くため、追い求めていたSDワルドが遂に出現した放送です。雨を降らせるシーンで、寒い中できいちゃん(駒木根葵汰)と一緒に震えながらアクションして「これは激アツなシーンだね」と言い合いながらお芝居したのは1番と言ってもいい思い出です。

――第47カイ「パレス突入!ボスの前でも頭が高い!」でステイシーと共闘するシーンも名シーンと呼び声が高いです
 (世古口)凌くんが演じたステイシーとの同時変身のシーンって、あそこが最初じゃないんです。43カイのムカイカゼワルドの時に“神”が入っている状態のステイシーと同時変身をしました。実はその時に、「ちゃんとステイシーとして、ゾックスと同時変身があったら激アツだよね」と話をしていました。そんな待望のシチュエーションだったので、台本のせりふにないことも言っています。

例えば介人が「任せた」と言ってボッコワウスのところへ向かった後に、ゾックスが「行くぞ、ステイシー」と言って、ステイシーが「あぁ」というシーンがあります。台本上はステイシーが先に「行くぞ」で暗黒チェンジして、ゾックスがツーカイチェンジで続いたんです。ステイシーが言うより、ゾックスが言ったほうが認め合った感が出るんじゃないかと思って監督を含めて3人で話し合いをしました。「ステイシー」と呼ぶのも初めて。なんだかんだここまでやってきたステイシーとゾックスの関係性が、ようやく現れた。あそこも、めちゃくちゃ思い出に残っています。

――最終カイは異例のジャンケンで決着でした
 公式サイトを見た方も多いと思いますが、ガクエンワルドの時にけんかのシーンで僕ときいちゃんがアドリブで「殴るのとかはよくないから、ジャンケンにしようよ」とやっていたのが元ネタになっています。あのシーンを見た脚本の香村(純子)さんが「これぞ、『ゼンカイジャー』!」と思ったらしくて最終カイに持ってきてくれたそうです。うれしかったですね。

――まさかアドリブが最終決戦の伏線になるとは
 僕も思わなかったですね。ノリで決めていた部分だったので。でも、振り返ると、いろいろなところでジャンケンのシーンを入れたなと。ジュランの背中を流す場面とか…。それが、最終決戦につながるとは驚きです。

――『ファイナルライブツアー』も残っていますが、寂しい気持ちは
 あります。僕のこの1年間は、人間的に少しですけど成長できたと思います。早朝から撮影をして、帰ったら次の台本を覚えるという過酷な日々の中で、けんかの1つもないし、切磋琢磨しながら『ゼンカイジャー』を1年間やりきった。この先、なんでもできるんじゃないか、と思うぐらい自信がつきました。今、願うのは、リアルタイムで応援してくれた子どもたちが、大人になっても忘れないでくれたらなということですね。

――1年間、同じ役と向き合うという経験も貴重です。当初、思っていたゾックス像と終えてのゾックス像に変化はありますか
 ゾックスやゴールドツイカー一家に感謝です。変化もありました。1番最初に登場した時は、せりふが「ヨホホイ」ぐらいしかなくて、正直どう演じたらよいのかよくわからなかった(笑)。香村さんが描きたかったゾックス像とはズレていたかもしれません。先日、お会いした時に聞いたら「スゴくカッコよかったよ」と言っていただきました。香村さんも徐々に、僕が演じるゾックスに合わせて脚本を書いてくださったんだと思います。それがとてもうれしかったです。回を重ねるごとに、そしてそれぞれの監督にディレクションをいただき、ゴールドツイカー一家も深みが出たと思います。

■『ゼンカイジャー』キャストへの思い 駒木根葵汰は「双子の兄」

2nd写真集『彼方の空/海の旋律』発売する増子敦貴 (C)ORICON NewS inc.

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――キャスト陣への思いも伺わせてください。最初はゼンカイザー/五色田介人役の駒木根葵汰さんから。ちなみに『ゼンカイジャー』キャスト陣のインタビューで増子さんが最後になります
 ですよね! 僕がトリなんですね(笑)。きいちゃんのを見て、めちゃくちゃいいことを言ってくれているなと思いました。でも、僕もきいちゃんと同じような感覚なんです。きいちゃんは僕のことを双子の弟と言っていましたけど、僕も双子の兄だと思っています。同い年で、あそこまで周りに落ち込んでいる姿を一切見せないのはすごいなと思いましたし、本当に助けられました。

当初、オーディションで僕も介人を受けていたんです。それを経てゾックスという役をいただいたんですけど、最初は「なんで介人役に受からなかったんだろう」と思う時もありました。でも、クランクインした瞬間から僕が介人じゃない理由がわかりました。現場を明るくして、今の『ゼンカイジャー』を作ったのはきいちゃん。そういう座長、いや双子の兄の姿を見て僕も変われました。現場にいる姿勢から学ばせてもらった。なおかつ、同い年ですし、僕も負けてられないと切磋琢磨もできました。本当に、めちゃくちゃいろいろ語りました。たぶん、これからもずっと永遠の仲間として、お互いに助け合いながらいるんだろうなと思います。介人とゾックスの関係性に似ていますね。

――次は妹のフリント・ゴールドツイカー役の森日菜美さんについて
 ひなみん以外のフリントはありえないかなと思います。天才なんです。一緒にいるとみんな虜になります。ひなみんのペースになるというか。ひなみんがいるだけで、めちゃくちゃその場が『ゼンカイジャー』になります(笑)。皆さん疲れが溜まっていた時期もあったんですが、ひなみんのたった一言で現場が盛り上がったり。そういうところを見て、本当にひなみんが隣にいてくれてよかった。僕は内向的な性格なので、いつもバランスを取ってくれました。ゴールドツイカー一家の柱は役の中ではゾックスですけど、役を離れるとひなみんだった気がします。あと、同じ撮影現場になることが多くて、合成のグリーンバックでは1日中、ずっと一緒でした。キャストの中で、ひなみんのことは僕が1番知っているんじゃないかなと思います。ちなみに、今はみかんの食べすぎで手が真っ黄色です(笑)。

――最後はステイシー役の世古口凌さんについて
 凌くんは、撮影前半の時期は、一緒になることがほとんどなくて。楽屋ですれ違うぐらいで、話す機会も少なかったんです。でも、凌くんって、探りたくなる人。Gロッソのヒーローショーでは1番のムードメーカーです! そして心を開くと、とてもかわいらしい人。そんな凌くんを、もっと早く知りたかったです。それが心残り。。凌くんが作り上げたステイシーを日本中の皆さんが応援してくれて物語のキーマンになった。それで同じ撮影時間が増えた。そこから魅力がわかりました。あと凌くんは最年長。Gロッソの1公演目は朝早いんですが、率先してアップを始めて「きょうしか来れない人もいるから頑張ろうぜ!」と。そういう姿に元気をもらいます。もっと一緒にいたい。ファイナルライブツアーで新たな一面が見えてくると思います。この4人がキャストでよかったなと思います。

――2nd写真集『彼方の空/海の旋律』が発売になりました
 2019年に1st写真集『A』を発売させていただきました。そちらは僕が19歳のころの写真集で、沖縄で撮った19歳のフレッシュで等身大の写真集になっています。2nd写真集の『彼方の空/海の旋律』は22歳を迎え、『ゼンカイジャー』の1年を駆け抜けた今だからこそ撮れる写真集になっています。コンセプトは、心の中。ザ・プライベートな僕の表情が写っています。撮影地は東京と北海道で、幻想的な場所にも行きました。『A』とは真逆の写真集になったんじゃないかなと。22歳になって大人な表情の増子敦貴を見ることができると思います。

――『彼方の空/海の旋律』の意味は 僕はGENICとしてアーティスト活動もしているので、歌にちなんだ『旋律』と、ゾックスを連想させる『海』というワードを入れました。読んでくださる方が『空の彼方』で僕と出会って、2人だけで過ごす空間を想像できるようなタイトルにしました。見れば見るほど、ひきつけられるような作品になっています。

――お気に入りのカットは
 全部なんですけど、特にドローンを使ったカットですね。ずっと奥まで真っ白な雪景色の中で僕の足跡しか残っていない。その中で大の字に寝て、ドローンで撮りました。いろんなストーリー性を想像させるようなワンカットになっているかなと思います。奇跡的な1枚になっています。

――寒そうな写真でもありますね
 めちゃくちゃ寒かったです(笑)。マイナス10度を越えて…。福島でも、そんなことはなかった。耳たぶが凍りましたね。なかなか経験できないことで、全部がいい思い出です。北海道は、めちゃくちゃいいところですね。

■GENICとしての目標や夢 7月からのライブツアーは「一生忘れない思い出に」

2nd写真集『彼方の空/海の旋律』発売する増子敦貴 (C)ORICON NewS inc.

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――GENICとして2ndツアーを終え、今夏も新たなツアーを行います
 3月16日までのライブハウスツアーでは、レベルアップをする武者修行のような感じで全国のGENImin(GENICのファンネーム)と直接会ってライブをした。チームのレベルを上げる意識で一つひとつのライブをステップアップの場だと思ってやっていました。1日に2公演あると、かなり疲労も溜まるんです。でも、観に来てくださるお客さんのエネルギーや熱量を感じると、体が勝手にそれに応えたくなるんです。それがライブの醍醐味だなと改めて思いました。1公演、1公演が思い出ですし、次のツアーにつなげたいと思うようになり、感極まる場面もたくさんありました。

 7月からのライブツアーは2ndアルバムを引っさげて愛知、大阪、北海道、広島、福岡、宮城、東京と7都市をめぐります。GENICも、まだまだ若いグループ。やればやるほど僕らは伸びると感じています。練習とかリハーサルなど本番までの時間を、どう過ごすか。そこが大事だなと思いました。たくさん練習をして、7月には「また成長してる!」とGENIminを思わせられればいいなと思います。そのツアーの最終日、9月11日の会場はZepp Divercityです。Zepp DivercityをGENIminで埋め尽くして一緒に最高の景色を見たいです。僕らにとっては1つの通過点にしたくて、ゴールではないのですが、今はそこを目指して精進していきたいです。楽しみにしていてください。

――現在は俳優としても、アーティストとしても活躍しています
 お芝居は感情移入するもの。それってパフォーマンスにもつながっていると思うんです。恋愛の曲とか感情を表現しやすい曲は、やっていて気持ちがいいんです。そういうのが気持ちよく感じるのは表現力が伸びているからなのかなと思ったりします。僕が自分で言うことではないですが、それがGENICにとっていいスパイスになればいいなと思います。

逆にGENICをやっていることで、お芝居にもいい効果があると思います。例えば、ゾックスは最初はあそこまで歌って踊る設定ではなかったそうなんです。僕がGENICをやっているからか、登場回のフィーチャーが終わっても歌うシーンはずっとあって。。まさかゾックス歌唱の歌を2曲も出すと思わなかったですし、ゾックスと言えば歌いながら登場するという印象をつけられたのは普段アーティスト活動をしている僕の持ち味が出せたのかなと思います。持っていて得する武器ですし、。相乗効果で、とてもいい流れになっていると思います。

――最後にGENICとして、増子さん個人としての目標をお聞かせください
 現実的なところだと、いつか僕が俳優としてドラマや映画に頑張って出て、その主題歌をGENICが担当するというのは実現させたいです。そして、ライブをしていて思うのは愛されているなということ。本当にありがたいこと。来てくださった方は貴重な時間を僕らに使ってくれている。なので、「いつかドームツアーをする」といった目標はありますが、まずは目の前にいるファンの皆さんを大切にする。そこは忘れたくないですし、たくさんの人に愛され続けるグループでありたいです。7月からのツアーも一生忘れない思い出にできるよう頑張ります。

 個人として、今年は戦いの年です。11月にはミュージカル『東京ラブストーリー』に出演させていただくにあたり、この作品が僕にとっての大きな壁だなと思っています。まだまだ先なんですけど、緊張していて…。僕の両親は世代ですし、日本を代表する作品。このような作品を汚すわけにはいかない。あの時の感動と新しい感動の両方を届けなきゃいけないという責任感もあります。そこで、また1つレベルアップしたいです。あとはドラマや映画などで、たくさんチャンスをつかみたいです。『ゼンカイジャー』での1年の航海を終えたばかりですが、また初心に戻って一つひとつのお仕事に取り組んでいけたらいいなと思います。
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