1967年10月2日の放送開始から今年10月で55周年を迎える深夜ラジオの代名詞・ニッポン放送『オールナイトニッポン（ANN）』。深夜0時から放送の『ANNX』は昨年からスタートし、幅広いジャンルのパーソナリティーが日替わりで担当している。ORICON NEWSでは新シーズンの改編期に合わせて、インタビューを敢行。火曜日は、緑黄色社会の長屋晴子が担当する。

――もともとラジオにゆかりはありましたか？
車の中で聞いたり、自分が憧れていた番組は聞いたりしていましたね。日常の中に当たり前のように存在するというより、何か流れで聞くことが多かったです。このお仕事をするようになり、聞くことよりも先に、出る方になじんできていました（笑）。

――今回の就任をきっかけにラジオを聞き始めた？
まさにANNを聞き始めました！　そもそも、私の中でのラジオは、その日のニュースを読んだりするイメージだったのですが、ANNは、よりプライベートな話などにフォーカスを当てているので、ラジオもいろんな形があって、聞いていて楽しいなと思いました。

――先日は特番で『ANN0』を担当されましたが、そういった楽しさは体感しましたか？
体感しましたね。自分のアルバムの話などをさせていただいたのですが、そうじゃない部分のトークがこんなに広がるんだと。私の中のラジオの概念が変わった瞬間でした。

――この日のパーソナリティー発表会見でもリスナーとの関係性を話されていましたが、番組を一緒に作っていくという気持ちが強い？
『ANN0』の時により感じたのは、私だけで成り立つものではなくて、リスナーのみなさんありきだなということでしたので、頼れるところは頼っていこうと思っていますし、ANNのリスナーさんって、心が広いというか、すごく助けてくれる人たちだなと。だから、私も積極的に投げかけたいですし、みなさんも入ってきていただきたいです。

――メンバーのみなさんがゲスト出演することもある？
呼んだら、すぐに来てくれると思います（笑）。私よりも個性的なので、乗っ取られそうですね。

――ANN内でも、ひとりしゃべりのパーソナリティーは少ないですが…
すごく不思議な感覚です（笑）。日常にこんなしゃべることってないと思うので。でも、逆にひとりだからこそできることも多い気もするので、そういう意味では気楽にやれるというか。呼ぶことはできると思うので、なるべくひとりの時間を楽しみたいです。

――毎週トークすることの大変さ
大変ですよね。でも、今後のライブMCなどのスキルアップにもつながるかなと。リスナーのみなさんがいろんなネタを提供してくださると思うので、それが歌詞を書く上での創作意欲につながったりするかもしれないですし。いろんなところにアンテナを張って、つなげていきたいと思います。日々起こったことをメモしていきます！

――やってみたい企画について
こっそり思っていたのは、ガチな友達を呼んでみたいなと（笑）。女優を目指して頑張っている、緑黄色社会のことを古くから知っている友達なのですが、ゲストで来てくれたら、いろいろお話できるかなと。リスナーのみなさんが知らない人が出てくるという展開ですが（笑）、その方が気楽にできるかもしれないなと。『ANN0』でも言っていましたが、番組を通して友達も作っていきたいです（笑）。あとは、私へのイメージなのか、なぜかハードルを上げられることが多いので、ハードルを下げてもらえるようにしたいと思います（笑）。

――番組を通してのテーマ
緑黄色社会というバンドから長屋として出演させてもらうということで、まずはバンドのことを届けたいです。自分たちのことを知っている人が聞いてくださることもあると思いますが、ANNリスナーやラジオが好きな方々にも知っていただきたいです。前回のANN0をやらせていただいた時に得るものが大変多くて。たくさん吸収して、普段のバンド活動にも還元できるようになればいいなと。

『ANNX』パーソナリティー陣
月曜：山田裕貴
火曜：緑黄色社会・長屋晴子
水曜：JO1
木曜：週替り
金曜：EXIT