人気グループ・Sexy Zoneの松島聡が、3日から上演される東京芸術劇場・プレイハウスで上演される『こどもの一生』の初日ゲネプロ前に囲み取材に参加した。今作では、主演予定だったHey! Say! JUMPの八乙女光が突発性難聴の治療専念のため降板。代役として舞台単独初主演に臨む松島は、八乙女から「一緒になって悩んでいこう」と助言を受けたことを明かした。

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　1990年の初演から32年。2012年に旧PARCO劇場で上演して以来10年ぶりとなる中島らも作×G2の演出を、令和を舞台にアップデート。横暴な会社社長の三友（今井朋彦）と、その秘書の柿沼、デジタル庁勤務のエリート・藤堂（丸山智己）、コールセンター勤務の淳子（田畑智子）、現役地下アイドルの亜美（川島海荷）。5人の患者は治療のため「こども」に返り、共同生活を始めることに…しかし彼らはが思わぬ恐怖の渦に巻き込まれていく。

　松島は「今回の作品は楽しく悩ませていただいて『どうしようかな』と、迷っているタイミングで光くんから連絡をいただいて『一緒になって悩んでいこう』と言ってくださったのでリラックスできた。行き詰まる瞬間もあるかもしれないけど、G2さんの世界観にハマって、他の共演者のみなさんと、リアルタイムでお会いする時にいい化学反応がうまれたらいいね、とアドバイスをいただいて」と寄り添うような八乙女の言葉に感謝。

　「稽古中は迷いながらも光くんのメッセージや共演者、G2さんの言葉に助けられてなんとかやってこられました。（G2からは、）稽古前の取材でこの作品を作る上で『一緒に冒険する相棒になろう』と」と鼓舞されたそうで、G2も「大冒険でした。ピンチがいっぱいある大冒険。楽しかった」と笑顔。松島は「共演者の方とG2さんのやり取りがプロ中のプロ。そのなかに入って食らいついていく時間は、大変だけど楽しさに変わった。舞台って楽しいなって」と充実の表情を浮かべていた。

　ちなみに、先輩のエールは八乙女のみならず、松島の“楽屋のれん”は前回の舞台で共演したジャニーズWESTの桐山照史から贈られたもの。「照史くん直筆のデザイン。めちゃくちゃかわいいので僕のブログでお見せしようかな」とすっかりお気に入りのようだった。

　“聡ちゃん”や“ばたやん”（田畑）など共演者同士あだ名で呼び合うなどすっかり仲良しの座組だが、松島は「稽古中も緊張していましたがみなさんに支えられながらこの日までやってきました。座長らしいことは何一つできていなくて。むしろ、みなさんに甘えさせてもらって、近くでインプットしてアウトプットする作業を毎日繰り返してきた。これから座長らしいことをひとつくらいしたい。自分にプレッシャーをかけています」と予告して、共演者を沸かせていた。

　この日は共演の今井、丸山、田畑、川島、ROLLY、朝夏まなと、升毅が参加した。