「ミスター平成仮面ライダー」と呼ばれ、さまざまなヒーロー番組でスーツアクターとして、20を超える主役を務めてきた高岩成二(53)が顔出し初主演を務め、数多くの作品で高岩とタッグを組んできた坂本浩一監督がメガホンを取る『グッドモーニング、眠れる獅子』。ORICON NEWSでは、ヒロインの綿貫玲実役の日向坂46の渡邉美穂(22)に動画インタビューを実施。売れないアイドルを演じて気づいたこと、アクションシーンを見た感想などを聞いた。
■アクションの緻密な撮影に驚き 新たな発見も?「スゴくいい音で舌打ちする(笑)」
50歳を過ぎて入社してきた、新人の芸能マネージャー・九條和真(高岩)。やる気と情熱は人一倍だが、担当する強気で勝気な売れないアイドル・綿貫玲実(渡邉)には煙たがられ、邪険にされている。ある日、いつものように「アイドルではなく女優の仕事がしたい」と九條に八つ当たりする玲実の元に、なぜかヒット作連発の大物、田崎山監督の手がける大型配信ドラマ主演オーディションの話が舞い込む。かねてからの夢をかなえるチャンスに奮起する玲実だったが、そんな中、ファンの度を越えて彼女を執拗(しつよう)に追いかけるストーカーが起こしたとみられる爆破事件が起き…。
――出演が決まった時の心境は
いつもはアイドルの活動がメインですが、もともとお芝居の仕事がとても好きなので、機会があれば、どんどんチャレンジしたいと言っていました。このお話をいただいて、こうして現場に行けたのは素直にうれしいなと思いました。坂本監督と高岩さんとご一緒すると聞いて、そこに自分も参加できるんだと思うと非常にワクワクしました。アクションシーンを間近で見るのは、なかなかない経験なので、スゴく楽しみでした。
――近くで見たアクションシーンはいかがでしたか?
想像した以上に迫力がありました! これまでできあがったシーンしか見たことがなかったので、そこまでに、どういう段取りを取って、撮影しているのか知りませんでした。現場を見たときに、みんなで1から練習して1つずつの動きを決めて、カメラの写り方の角度も微調整しながら何度も何度も撮っているのを見て、これは練習も必要だし、周りの方ともコミュニケーションを取らないといけない繊細なものなんだなと思いました。
――アクションに挑戦したい願望は
めちゃくちゃ大きくなりました! 今回はヒロインで、アイドル役だったのでアクションシーンはあまりありませんでしたが、周りの男性陣がアクションをしているのを見て、アドリブで飛び込みたいなって思うぐらい本当に楽しそうでした(笑)。傷メイクや血のりで汚れていて、楽しそうでした(笑)。
――高岩さんの初対面の印象はいかがでしたか?
初めてお会いした時は、寡黙な硬派な方なのかなという印象を受けました。私の両親と同世代ですし、何を話せばいいのか悩んだんですけど撮影が始まってお話をしていくと意外におちゃめな一面もあって、とても明るい方でした!
――仮面ライダーやスーパー戦隊は見ていましたか?
幼少期は、あまり見たことがなくて、この作品をきっかけに、いろいろ調べて、高岩さんが実際にスーツを着てアクションをしているシーンや出演している仮面ライダー俳優さんのことを調べました。みなさん、しっかり正義のヒーローをやっていて、感動しました!
――そんな高岩さん演じる九條に玲実が八つ当たりするシーンも見どころです
私生活では人に当たったり、とがったことを言うことはないので、お芝居と言いつつもなかなかできない経験を楽しみました(笑)。
――舌打ちするシーンもありましたが…
気づいたんですけど、私、舌打ちがめっちゃうまいです(笑)。スゴくいい音で舌打ちするので、ぜひ聞いてほしいです(笑)。
■売れないアイドルを演じて気づいたこと 高岩さんの“ヲタ芸”は「キレキレでした!」
――話は変わりますが、占い芸人のLove Me Doさんから「仮面ライダー作品の出演」と予言されていましたが…
ニアピンと言いますか(笑)。でも、Do先生が、予言してくださって、いろいろなものがつながって、関係者の耳に届いて「せっかくなら使ってみよう」と思ってくださったかもしれないと思うと、Do先生には感謝しかないです。言葉にする重要性を改めて感じました。
――メンバーからの反応は?
みんな「おめでとう!」と言ってくれました。「撮影どう?」とか「絶対に見るから!」とか言ってくれて祝福されました。
――仮面ライダー好きの方は?
濱岸ひよりが好きです。小さいころから見ているそうです。お芝居を昔から好きと言っていたので、「よかったね」と言ってもらいました。メンバーは、メンバー同士の幸せを自分のことのように喜んでくれる子が多いので、いいグループだなと思いました。
――売れないアイドルの役作りで心がけたことは
メイクさんとお話しながら、どうやって売れないアイドル像ができるのかを試行錯誤しました。普段はナチュラルメイクなんですが、あえてそういった感じを出すためにめちゃくちゃメイクを濃くしました。
――劇中では高岩さんがヲタ芸を披露していましたが…
本番で初めて見たんです。私はステージに上がって、それを高岩さん演じる九条が見てヲタ芸をするシーンだったんですが、急にブンブン始めて(笑)。最終的には「れいみた〜ん!」と叫び始める(笑)。ほかのファン役の方も「れいみた〜ん」と続いて、もう笑いそうで…。「笑ったらNGになる…」と思いながらグッとこらえました。迫力もスゴかったです! ヲタ芸は、めちゃくちゃキレキレでした。私も見たことがないぐらい。全身でヲタ芸をする人は初めてでした(笑)。
――玲実と自身の共通点はありますか?
野心家なところ、胸に秘めている熱い闘志は共通しているかと思います。私自身も、いろんな目標や願望がある人間なので、そういうところは通じ合っているなと思います。
――アイドルをやっていて撮影でよかったと思ったところは
ライブシーンを撮るところですね。ひたすら歌って踊ってを、角度やアングルを変えて何十テイク撮るんですが、アイドルをやっていなかったらダンスを覚えるのに一苦労、歌いながら踊るのに一苦労だと思うんです。それが全て初めての体験だったら、そうとう苦労すると思いました。でも、それが本業なので困らず、すっとできたのが「アイドルやっててよかった!」と心の底から思いました(笑)。
――玲実はソロのアイドルです。ご自身はグループでよかったと思ったことはありましたか?
周りに頼れるメンバーがいることって、こんなに安心できるんだって思いました。1人だと自分にしか視線が集まらない。例えばミスしたり、踊っていて振りを間違えたら全員が気づく。でも、いい意味で人がいっぱいいると意外に気付かれなかったりして(笑)。「間違えちゃった…」とプレッシャーにならないで切り替えられるんです。ステージに立つ前に「頑張ろうね」とお互いに背中を叩き合えるメンバーがいるっていうのは大きなことだなと思いますね。
――この経験を、日向坂46に生かせるとしたら
玲実は売れないアイドルでライブ会場もガラガラ。演じていて、悲しくなったんです…。ありがたいことに日向坂46は、いろんな音楽番組に出させていただいたり、3月末には東京ドームでの初ライブもあります。最高の環境で活動させてもらえていますし、その環境が当たり前だと思っちゃいけないんだなと思いました。数多くのアイドルがいる中で取り上げてもらえるのは、当たり前じゃないと肝に銘じて、これからもひたむきに頑張ろうと思いました。
――今後、女優としてやってみたい役はありますか?
いろいろありますが変わった役をやってみたいです。これまでヒロインという役どころを何回かやらせていただきましたが、それとは違って作品のキーパーソンになるクセの強いキャラクターとか、不気味で怖い役とかを見ていてひかれるので、そういった変わった役をできるようになりたいです。
――仮面ライダー作品への出演願望は
出てみたいです! 次は仮面ライダー作品に出て「ちゃんと占い当たりました!」ってDo先生に報告したいです。その際には是非アクションもやってみたいです!
――最後に見どころを教えてください
今回はアクションシーンもいっぱいで迫力もあります。歴代の仮面ライダー俳優が悪役にもなります。個人的にはキャラのクセも強いので大好きです(笑)。私との関係性も、いろいろありますので、ぜひ見ていただけたらと思います!
『グッドモーニング、眠れる獅子』は、NTTぷらら/アイキャストが運営する「ひかりTV」 にて、4月23日午後8時から放送・配信となる。
■アクションの緻密な撮影に驚き 新たな発見も?「スゴくいい音で舌打ちする(笑)」
50歳を過ぎて入社してきた、新人の芸能マネージャー・九條和真(高岩)。やる気と情熱は人一倍だが、担当する強気で勝気な売れないアイドル・綿貫玲実(渡邉)には煙たがられ、邪険にされている。ある日、いつものように「アイドルではなく女優の仕事がしたい」と九條に八つ当たりする玲実の元に、なぜかヒット作連発の大物、田崎山監督の手がける大型配信ドラマ主演オーディションの話が舞い込む。かねてからの夢をかなえるチャンスに奮起する玲実だったが、そんな中、ファンの度を越えて彼女を執拗(しつよう)に追いかけるストーカーが起こしたとみられる爆破事件が起き…。
――出演が決まった時の心境は
いつもはアイドルの活動がメインですが、もともとお芝居の仕事がとても好きなので、機会があれば、どんどんチャレンジしたいと言っていました。このお話をいただいて、こうして現場に行けたのは素直にうれしいなと思いました。坂本監督と高岩さんとご一緒すると聞いて、そこに自分も参加できるんだと思うと非常にワクワクしました。アクションシーンを間近で見るのは、なかなかない経験なので、スゴく楽しみでした。
――近くで見たアクションシーンはいかがでしたか?
想像した以上に迫力がありました! これまでできあがったシーンしか見たことがなかったので、そこまでに、どういう段取りを取って、撮影しているのか知りませんでした。現場を見たときに、みんなで1から練習して1つずつの動きを決めて、カメラの写り方の角度も微調整しながら何度も何度も撮っているのを見て、これは練習も必要だし、周りの方ともコミュニケーションを取らないといけない繊細なものなんだなと思いました。
――アクションに挑戦したい願望は
めちゃくちゃ大きくなりました! 今回はヒロインで、アイドル役だったのでアクションシーンはあまりありませんでしたが、周りの男性陣がアクションをしているのを見て、アドリブで飛び込みたいなって思うぐらい本当に楽しそうでした(笑)。傷メイクや血のりで汚れていて、楽しそうでした(笑)。
――高岩さんの初対面の印象はいかがでしたか?
初めてお会いした時は、寡黙な硬派な方なのかなという印象を受けました。私の両親と同世代ですし、何を話せばいいのか悩んだんですけど撮影が始まってお話をしていくと意外におちゃめな一面もあって、とても明るい方でした!
――仮面ライダーやスーパー戦隊は見ていましたか?
幼少期は、あまり見たことがなくて、この作品をきっかけに、いろいろ調べて、高岩さんが実際にスーツを着てアクションをしているシーンや出演している仮面ライダー俳優さんのことを調べました。みなさん、しっかり正義のヒーローをやっていて、感動しました!
――そんな高岩さん演じる九條に玲実が八つ当たりするシーンも見どころです
私生活では人に当たったり、とがったことを言うことはないので、お芝居と言いつつもなかなかできない経験を楽しみました(笑)。
――舌打ちするシーンもありましたが…
気づいたんですけど、私、舌打ちがめっちゃうまいです(笑)。スゴくいい音で舌打ちするので、ぜひ聞いてほしいです(笑)。
■売れないアイドルを演じて気づいたこと 高岩さんの“ヲタ芸”は「キレキレでした!」
――話は変わりますが、占い芸人のLove Me Doさんから「仮面ライダー作品の出演」と予言されていましたが…
ニアピンと言いますか(笑)。でも、Do先生が、予言してくださって、いろいろなものがつながって、関係者の耳に届いて「せっかくなら使ってみよう」と思ってくださったかもしれないと思うと、Do先生には感謝しかないです。言葉にする重要性を改めて感じました。
――メンバーからの反応は?
みんな「おめでとう!」と言ってくれました。「撮影どう?」とか「絶対に見るから!」とか言ってくれて祝福されました。
――仮面ライダー好きの方は?
濱岸ひよりが好きです。小さいころから見ているそうです。お芝居を昔から好きと言っていたので、「よかったね」と言ってもらいました。メンバーは、メンバー同士の幸せを自分のことのように喜んでくれる子が多いので、いいグループだなと思いました。
――売れないアイドルの役作りで心がけたことは
メイクさんとお話しながら、どうやって売れないアイドル像ができるのかを試行錯誤しました。普段はナチュラルメイクなんですが、あえてそういった感じを出すためにめちゃくちゃメイクを濃くしました。
――劇中では高岩さんがヲタ芸を披露していましたが…
本番で初めて見たんです。私はステージに上がって、それを高岩さん演じる九条が見てヲタ芸をするシーンだったんですが、急にブンブン始めて(笑)。最終的には「れいみた〜ん!」と叫び始める(笑)。ほかのファン役の方も「れいみた〜ん」と続いて、もう笑いそうで…。「笑ったらNGになる…」と思いながらグッとこらえました。迫力もスゴかったです! ヲタ芸は、めちゃくちゃキレキレでした。私も見たことがないぐらい。全身でヲタ芸をする人は初めてでした(笑)。
――玲実と自身の共通点はありますか?
野心家なところ、胸に秘めている熱い闘志は共通しているかと思います。私自身も、いろんな目標や願望がある人間なので、そういうところは通じ合っているなと思います。
――アイドルをやっていて撮影でよかったと思ったところは
ライブシーンを撮るところですね。ひたすら歌って踊ってを、角度やアングルを変えて何十テイク撮るんですが、アイドルをやっていなかったらダンスを覚えるのに一苦労、歌いながら踊るのに一苦労だと思うんです。それが全て初めての体験だったら、そうとう苦労すると思いました。でも、それが本業なので困らず、すっとできたのが「アイドルやっててよかった!」と心の底から思いました(笑)。
――玲実はソロのアイドルです。ご自身はグループでよかったと思ったことはありましたか?
周りに頼れるメンバーがいることって、こんなに安心できるんだって思いました。1人だと自分にしか視線が集まらない。例えばミスしたり、踊っていて振りを間違えたら全員が気づく。でも、いい意味で人がいっぱいいると意外に気付かれなかったりして(笑)。「間違えちゃった…」とプレッシャーにならないで切り替えられるんです。ステージに立つ前に「頑張ろうね」とお互いに背中を叩き合えるメンバーがいるっていうのは大きなことだなと思いますね。
――この経験を、日向坂46に生かせるとしたら
玲実は売れないアイドルでライブ会場もガラガラ。演じていて、悲しくなったんです…。ありがたいことに日向坂46は、いろんな音楽番組に出させていただいたり、3月末には東京ドームでの初ライブもあります。最高の環境で活動させてもらえていますし、その環境が当たり前だと思っちゃいけないんだなと思いました。数多くのアイドルがいる中で取り上げてもらえるのは、当たり前じゃないと肝に銘じて、これからもひたむきに頑張ろうと思いました。
――今後、女優としてやってみたい役はありますか?
いろいろありますが変わった役をやってみたいです。これまでヒロインという役どころを何回かやらせていただきましたが、それとは違って作品のキーパーソンになるクセの強いキャラクターとか、不気味で怖い役とかを見ていてひかれるので、そういった変わった役をできるようになりたいです。
――仮面ライダー作品への出演願望は
出てみたいです! 次は仮面ライダー作品に出て「ちゃんと占い当たりました!」ってDo先生に報告したいです。その際には是非アクションもやってみたいです!
――最後に見どころを教えてください
今回はアクションシーンもいっぱいで迫力もあります。歴代の仮面ライダー俳優が悪役にもなります。個人的にはキャラのクセも強いので大好きです(笑)。私との関係性も、いろいろありますので、ぜひ見ていただけたらと思います!
『グッドモーニング、眠れる獅子』は、NTTぷらら/アイキャストが運営する「ひかりTV」 にて、4月23日午後8時から放送・配信となる。
2022/03/30