ニッポン放送は16日、東京・有楽町の同局内で会見を行い、深夜の帯番組『オールナイトニッポン（ANN）』（深1：00）、その直前に放送されている『ANNX』（深0：00〜）の4月からのパーソナリティーを発表。9日に発表された『ANN0』（深3：00）も含めて、ANNブランドのパーソナリティーが判明する形になったが、1967年10月2日の放送開始から今年10月で55周年を迎える同ブランドの好調ぶりがわかるラインナップとなった。

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　月曜日は、山田裕貴・Creepy Nuts・フワちゃんという並ぶ。昨年12月に『菅田将暉ANN』ゲスト出演を果たし、1月には『ANN』も担当した山田が、地上波ラジオのレギュラーパーソナリティーに初挑戦する。菅田からのバトンを引き継ぐCreepy Nutsは、2018年4月から『ANN0』を担当してから4年のタイミングで『ANN』へ。そんな2人と、自身の『ANNX』でハチャメチャトークと大合唱で盛り上がったフワちゃんは『ANN0』へと移籍を果たすことになり、3組の化学反応に期待が集まる。

　火曜日の並びは、緑黄色社会・長屋晴子、星野源、ぺこぱ。1月に『ANN0』を担当した際には“ひとりしゃべり”で、バンドの魅力や自身の一面について飾らないトークを行っていた長屋がレギュラーパーソナリティーとして就任する。同じく、ひとりしゃべりで、意欲的な取り組みを行い、ANNに新しい風を吹き込んでいる星野は7年目に突入し、リスナーとともにどういった「バカじゃないの」を紡いでいくか注目だ。フワちゃんと同じく『ANNX』からの移籍組となるぺこぱは、アーティスト色の強い火曜の中で『ANN0』を舞台に、また新鮮な空気を運んでくれるだろう。

　水曜日はJO1（メインパーソナリティーは白岩瑠姫）、乃木坂46（メインパーソナリティーは久保史緒里）、佐久間宣行氏というラインナップ。16日に行われた会見でも、トークスキルをいかんなく発揮した白岩が、メンバーとどんなかけあいを披露するのか期待される『ANNX』に、新内眞衣から“2代目”を託された久保が初々しさとぶっちゃけるトーク力、愛する宮城県もにじみ出た『ANN』にも新たな流れが生まれている中、見事に改編を突破して4年目を迎えた佐久間“船長”と、引き続きエンタメ包囲網が敷かれた布陣となる。

　木曜の流れは、ANNX週替り、ナイナイ、マヂラブ。コンビ時代・岡村隆史ピンの時代から数えると29年目を迎える『ナイナイANN』は、ANNを長きにわたって支えてきたリードランナーながら、炊飯器の早炊き機能がついているか否かで数週間も盛り上がる『ANN』特有の“ノリ”も健在で、『M-1』王者であるマヂラブとの流れもよりスムーズなものになっていきそうだ。

　金曜は、EXIT、霜降り明星、三四郎という“お笑いデー”に。2019年3月に行われた「決戦！お笑い有楽城」で優勝し、特典として『ANN0』特番を担当していたEXITが『ANNX』に満を持して見参。霜降りは19年4月から21年3月までの『ANN0』時代を含めると4年目を迎え、“ニッポン放送の元気印”三四郎は、19年4月から21年3月までの『ANN』時代も含めると、同ブランドでの放送は8年目となるなど、ゆかりのある布陣で週末に笑いを届ける。

　土曜は、SixTONES、オードリー、週替りという並び。2020年4月からSixTONESは3年目となるが、この間には12月24日から24時間にわたって生放送される特別番組『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』を2度担当するなど、同局リスナーにもおなじみの顔となった。14年目となる『オードリーANN』は、いまだにオープニングトークを40分近く続けており、2人の今を感じることができる場所となっており、根強い人気を集めている。

　縦のつながりはもちろん、同じ時間帯同士での横のつながりや、ポッドキャスト組も含めたイベントなど、縦横無尽に展開しているANNブランド。2週にわたって、各パーソナリティーが出席する会見を通して、改めて盤石さと期待感に包まれた編成となっていることを感じた。

■『オールナイトニッポン』ブランドパーソナリティー陣
月曜：『山田裕貴ANNX』『Creepy Nuts ANN』『フワちゃんANN0』
火曜：『長屋晴子ANNX』『星野源ANN』『ぺこぱANN0』
水曜：『JO1ANNX』『乃木坂46ANN』『佐久間宣行ANN0』
木曜：『ANNX』週替り『ナインティナインANN』『マヂカルラブリーANN0』
金曜：『EXITANNX』『霜降り明星ANN』『三四郎ANN0』
土曜：『SixTONES ANNサタデースペシャル』『オードリーANN』『ANN0』週替り

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