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Creepy Nuts、菅田将暉からの『ANN』バトンタッチにみる“合法的昇格”のススメ 5年前の伏線回収?

 ヒップホップユニット・Creepy Nutsが、8日深夜放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン(ANN)0(ZERO)』(毎週火曜 深3:00)に出演。3月いっぱいで終了する『菅田将暉ANN』(毎週月曜 深1:00)の後任として、4月から月曜『ANN』を担当することを発表した。2018年4月のスタートから200回という節目の放送で「合法的トビ方」という、うれしい報告にリスナーも歓喜した。

Creepy Nuts (C)ORICON NewS inc.

Creepy Nuts (C)ORICON NewS inc.

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 菅田とCreepy Nutsとのつながりは深く、以前『菅田ANN』に、Creepy Nutsがゲスト出演した際、DJ松永が、菅田に楽曲提供したいとアピール。菅田は、小沢健二スチャダラパーによる「今夜はブギー・バック」のような曲に挑戦したいと応じ、番組内で“本当にコラボする”と明言していたが、その後にコラボ楽曲「サントラ」を完成させた。

 DJ松永が東京オリンピックの閉会式に登場した際には、『菅田ANN』内で、菅田が「全然知らんかったって思いつつ、そこからまだ閉会式を見られずにいるんやけど。うれしいよ、自分事のように…でも、なんかそれは違うよな(笑)。やったら、そこは『サントラ』やん。オレとRさん(R-指定)と3人で(笑)。これはRさんも同じ気持ちやと思うよ。なんかちょっと素直に見られない自分がいて」とイジるなど、ほほえましいやり取りも見られた。

 良好な関係を築きながら、昨年12月に菅田が自身の『ANN』内で卒業することを発表。丁寧に言葉を尽くしながらで「今一度役者業に没頭するという意味、没頭感との折り合いっていうのが、正直な僕の思いです。一生やらないわけじゃないので。また機会があったら、やりたいなと思いますし。ラジオを経て得たいろんなものは計り知れないので。いまだに毎晩、うわーオレやろうかなと悩むんですよ。いろんなことを客観的に思うと、感情だけで決めたらアカンなと。3月までは続くので、そこは変わらず続けていけたら」と呼びかけ、ラジオという場所への思いを吐露した。

 「いろんな瞬間をリアルタイムで共有できたっていうのは、本当にやっていてよかったなと。コロナ禍はラジオ以外の仕事が全部止まってしまった瞬間の最終手段感っていうのは、一生忘れないと思いますね。生でしゃべられるっていう。言葉のみなんですけど、こうやって人とつながれるっていうのは、ラジオなんやなというのは大きな学びでした。リスナーもよく付き合ってくれて、どでかい裏がある中で、レジェンドがいる中で、こっちを聞いてくれて感謝しかないです。なんでこのタイミングかっていうのは、急に2月に言って終わりますっていうのはちゃうなと。先に言って、終わりに向けて、悔いなく一緒に楽しめていけたら」。

 菅田の思いに触れた放送から一夜明けた『Creepy ANN0』では、冒頭から菅田の卒業発表が話題に。DJ松永が「菅田さんがオールナイト飛んだわー。マジで」と笑いを交えながら切り出すと、R-指定が「バイトのシフト飛んだとかじゃないねん!」とツッコミ。そこから、これまでの関係から菅田も広義の意味で“3人目のCreepy Nuts”であることを確認し、松永が「メンバーが飛んだっていうことは…」と、冗談交じりに自分たちが月曜『ANN』をやる必要があるのではないかと主張するも、すぐさま我に返り「まず、平然と5年目を迎えられる想定で話しているのが傲慢」「お互い、つけあがってますね(笑)」と互いに気を引き締めあった。

 このトークを縦軸に、その後は“バイトあるある”をトークしていく展開に。出演者・スタッフの中では、バイト経験抱負な松永がバイトあるあるについて、時折熱を帯びながら話していく中、リスナーから冷静な指摘の中で「無駄にテレビに出演している」というものがあったことから「天才無駄テレビくん」とのあだ名がつけられ、松永がぼう然となったタイミングで、2人の楽曲「合法的トビ方ノススメ」が流された。

 その放送から約3ヶ月後、2人にとっても記念すべき放送回で、4月からの月曜『ANN』担当が発表された。松永は「こんな胸アツ展開あります? 『サントラ』ですよ、この一夜の流れ全部がサウンドトラック。ここでサウンドトラックが完結した」と喜びをかみしめながら「スタッフのみんな、相方、ニッポン放送のみんな、本当にありがとう。そしてリスナーのみんなにも…ありがとうという側面もあるかもしれない」と笑わせながら、感謝を伝えていった。

 ラジオが始まる1年前にあたる17年には、ミニアルバム『助演男優賞』をリリースし、同名タイトルのリード曲が収録されている。それから5年の月日が流れ、どうあがいても仕方がないと歌っていた2人は、アカデミー最優秀主演俳優が築き上げてきた『ANN』月曜を引き継ぐ立場になった。リスナーを大切にした菅田の思いあふれる発表、その場を用意したANNチーム、それを最高の形で受け止めるCreepy Nuts、そしてリスナー。どれかひとつが欠けていたら、今回のようなバトンタッチは実現しなかっただろう。もう主役の玉じゃないとは言わせない。スポットライトが当たった2人は、まさに映画みたいな展開で、4月から新たな歴史を築いていく。

 8日深夜放送の『Creepy ANN0』は、放送後1週間以内は「radiko」での聴取が可能。14日深夜放送の『菅田将暉ANN』には、Creepy Nutsがゲスト出演を果たす。

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  1. 1. Creepy Nuts、菅田将暉の後任で4月から月曜『ANN』 200回の放送で発表「見事なサントラ」
  2. 2. Creepy Nuts、菅田将暉からの『ANN』バトンタッチにみる“合法的昇格”のススメ 5年前の伏線回収?

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