女優の芦田愛菜と宮本信子の共演で、ボーズラブ“BL”でつながった17歳と75歳の年齢を超えた友情と挑戦を描く映画『メタモルフォーゼの縁側』の公開日が6月17日決定。また、劇中で主人公たちが愛読するBL漫画「君のことだけ見ていたい」の作画を「じゃのめ」が担当していることが解禁された。

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　BL作家のじゃのめは、もともと鶴谷香央理の原作漫画（KADOKAWA）のファンで、今回劇中画を担当する経緯について「原作のファンだったので映画化するということは個人的に知っていて、とても喜んでいました。ご連絡をいただき、驚きましたが、すぐにやろう！と思いました」とその心境を語っている。

　じゃのめが描く「君のことだけ見ていたい」のキャラクター、咲良と佑真のイラストも解禁。映画本編では漫画を飛び出して、映画ならではの演出で登場するのも見どころ。試写を観た原作者の鶴谷が、「俳優さんみたいだった」と絶賛する、じゃのめの描くキャラクターに注目だ。

　さらに、BL情報サイト「ちるちる」主催の前年刊行の商業BL作品などを対象としたランキング「BLアワード2022」の発表（4月1日）にあわせて実施される「BLアワード2022フェア」で、購入条件を満たすとプレゼントされる特典小冊子と映画のコラボレーションも決定。小冊子の表紙は、原作者・鶴谷が描き下ろした映画化記念コラボデザイン版と劇中漫画イラスト版（じゃのめ作画）の2種類。詳細は、「ちるちる」サイト上のフェア開催情報に掲載される。

■じゃのめ（jyanome）コメント（全文）
　原作のファンだったので映画化するということは個人的に知っていて、とても喜んでいました。ご連絡をいただき、驚きましたが、すぐにやろう！と思いました。「君のことだけ見ていたい」を描くことができて楽しかったです。 意識したポイントは、できる限り原作に寄り添うことと、初めてBL作品を見る方も多いと思ったので、なるべくオーソドックスでロマンチックなものを目指したことです。

　特に力を入れて描いたシーンは映画の中でもたくさん映っているので、注目していただけたら本当にうれしいです。チェックのために見始めたサンプル版を結局続けて3回も観てしまうほど映画に魅入ってしまいました。 漫画を描こうとする主人公たちの心の動きが、いち漫画描きとして胸にぐっと来ました。ゼロからイチを創造する喜びが詰まっています。

■プロフィール
主な作品：「曲がり角に、犬」（2016年）、「門限8時の恋人」（17年）、「黄昏アウトフォーカス」（19年）、「残像スローモーション」（20年）、「黄昏アウトフォーカス　overlap」（20年）、「宵々モノローグ」（21年）、「お伽噺は泡と消え」（21年）、「みちみちなるままに」（21年）など。