出版業界の調査研究機関である全国出版協会・出版科学研究所は先日、『出版月報』2月号にて2021年(1〜12月期累計)のコミック市場(推定販売金額)を発表した。紙と電子をあわせたコミック市場は前年比10.3%増の6759億円と、前年に続き2年連続で過去最高を更新した。
出版市場におけるコミック(紙+電子)のシェアも40.4%と初めて4割を超え、内訳は紙のコミックス(単行本)とコミック誌を合わせた販売金額が同2.3%減の2645億円、電子コミックが同20.3%増の4114億円となった。
紙のコミックスの推定販売金額は前年比0.4%増の2087億円、コミック誌は同11.0%減の558億円。紙のコミックスは、前年、巣ごもり需要の中『鬼滅の刃』が一大ブームとなり、その勢いを持続。21年も『呪術廻戦』、『東京卍リベンジャーズ』が大ブレイクしたほか、漫画アプリやWEB連載されている作品でも新たなヒットが生まれ、前年から微増となった。一方、コミック誌は、人気作品の最終回掲載号や漫画家の追悼号、人気コスプレイヤーのグラビアなど単発で売れる号はあるものの、3年連続2桁減と、依然厳しい状況が続いている。
電子コミック市場の推定販売金額は前年比20.3%増の4114億円となり、初めて4000億円を突破。前年コロナ禍の自粛生活で拡大した新規ユーザーがそのまま定着して電子コミックを購入、さらに「縦スクロールコミック」が漫画を読んでこなかった新たなユーザーを掘り起こしていることもあり、2割ものプラスとなった。紙でも売れている少年向けのヒット作品や女性向けの異世界作品が売れ筋となり、違法海賊版サイトのアクセス数は増加しているが、代表的サイト「漫画BANK」が閉鎖されるなど業界団体の取り組みが一部成果を上げている。
出版市場におけるコミック(紙+電子)のシェアも40.4%と初めて4割を超え、内訳は紙のコミックス(単行本)とコミック誌を合わせた販売金額が同2.3%減の2645億円、電子コミックが同20.3%増の4114億円となった。
紙のコミックスの推定販売金額は前年比0.4%増の2087億円、コミック誌は同11.0%減の558億円。紙のコミックスは、前年、巣ごもり需要の中『鬼滅の刃』が一大ブームとなり、その勢いを持続。21年も『呪術廻戦』、『東京卍リベンジャーズ』が大ブレイクしたほか、漫画アプリやWEB連載されている作品でも新たなヒットが生まれ、前年から微増となった。一方、コミック誌は、人気作品の最終回掲載号や漫画家の追悼号、人気コスプレイヤーのグラビアなど単発で売れる号はあるものの、3年連続2桁減と、依然厳しい状況が続いている。
電子コミック市場の推定販売金額は前年比20.3%増の4114億円となり、初めて4000億円を突破。前年コロナ禍の自粛生活で拡大した新規ユーザーがそのまま定着して電子コミックを購入、さらに「縦スクロールコミック」が漫画を読んでこなかった新たなユーザーを掘り起こしていることもあり、2割ものプラスとなった。紙でも売れている少年向けのヒット作品や女性向けの異世界作品が売れ筋となり、違法海賊版サイトのアクセス数は増加しているが、代表的サイト「漫画BANK」が閉鎖されるなど業界団体の取り組みが一部成果を上げている。
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— 雷句誠 (@raikumakoto) February 26, 2022
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2022/02/28