俳優の生田斗真が、6月8日から30日まで東京・渋谷のPARCO劇場を皮切りに、全国6都市で上演される舞台・パルコ・プロデュース2022『てなもんや三文オペラ』に主演することが決定した。作・演出・鄭義信氏による今作は1928年劇作家のベルトルト・ブレヒトにより上演された、差別と貧困・資本主義社会を痛烈に風刺した音楽劇が原作。これまでもさまざまな演出家・キャストによって上演されてきた題材の舞台を1950年代の大阪に置き換え、生田は全編・関西弁での音楽劇に初挑戦する。
17年上演のパルコ・プロデュース『すべての四月のために』では戦後の朝鮮の小島の人々を描き、感動を呼び起こした鄭氏。近作では、在日をルーツとする世界観と関西圏のユーモアが相まって、シェイクスピア作品に新たな解釈を打ち出し、古典との相性の良さを証明した『泣くロミオと怒るジュリエット』(20)で好評を博した。
物語は、一見矛盾に満ちたデタラメでアベコベな世界。けれどもそれは、なにより金がモノを言う現代の本質を捉えている。原作の舞台・ロンドンの貧民街は、今回は第二次世界大戦で破壊された大阪砲兵工廠(現在の大阪城公園・森ノ宮地域にあった大規模な兵器工場)の跡地に置き換えられた。その名も『てなもんや三文オペラ』。
“戦後”をかけぬける、アウトローたちのパワーと、“生きる”ことへの貪欲さ。“戦争”を背負いながらも、たくましく生き抜いてきた当時の人間模様を重ね合わせる。より生々しく、ヒリヒリとした人物像を浮き彫りにする鄭版の『てなもんや三文オペラ』が幕を開ける。
生田が演じるのは主人公で盗賊団のボス、マック(通称:マック・ザ・ナイフ)。演出の鄭氏と主演の生田は今回が初顔合わせ。大胆な翻案・アレンジを試みる鄭氏の演出に、硬軟さまざまな役柄に挑戦し続ける生田斗真がどんな演技で応えるか。その化学反応にも注目が集まる。なお、その他の出演者等は、後日改めて発表される。
■キャスト・スタッフコメント
【生田斗真】
憧れのPARCO劇場で一ヶ月お芝居をさせていただける事、大変光栄です。
東京の若者文化のど真ん中・渋谷に面白い芝居を上演している劇場が存在する事は、とても大切な事だと思っています。
生田初パルコ。気合十分です。
そして仙台、福岡、大阪、新潟、長野と今回初めて舞台に立つ場所もあり、今からワクワクしています。
台本を拝見したら、戦後の大阪に舞台が置き換えられていて、セリフがすべて関西弁でした。関西弁での演技は、ドラマ・映画も含めて、今回が初挑戦になります。
そして、三文オペラは音楽劇ですので、歌唱シーンもたくさん登場しますし、たくさん稽古して、楽しい舞台になればと思っております。
先日初めてお会いした演出の鄭義信さんは「あれ!?意外とオジサンなんだ!」という第一印象でした(笑)。これまで拝見した作品から伝わる熱量で勝手に“若者”をイメージしていたので、衝撃でした(笑)。
そんな鄭さんも「必ず面白くします!」とおっしゃっていましたし、僕自身も非常に楽しみにしております。
これまでにも多くの方が演じてきた名作「三文オペラ」を、鄭義信さん流にアレンジした『てなもんや三文オペラ』ご期待ください!
【鄭義信】
「三文オペラ」は乱暴に言うと、盗賊と乞食と娼婦の世界の話です。原作をあらためて読み返すと、思った以上に、猥雑(わいざつ)で、下ネタも満載…それでも、当時、この作品が大受けしたのは、時代のなせる業もあったでしょうが、登場人物たちの「どっこい生きてる」的なたくましさに、観客は大いに拍手したのではないでしょうか。
今回、一九五〇年代の大阪造兵廠を舞台に選んだのは、当時のアパッチ族と呼ばれた人々の生きざまが、「三文オペラ」の登場人物たちとだぶって見えたからです。彼らを舞台にあげることで、どこまで猥雑で、どこまで生きることの活力にあふれた人たちを描けるかどうかはわかりませんが、コロナですっかり活力を失った生活の、ささやかな精力剤になれればと、思っています。
生田斗真さんとのタッグを組むのは、今回、初めてです。もの静かな中にも、燃えるような闘志を感じさせる彼と、ひと癖もふた癖もある共演者たちが、どんな化学反応を起こすのか、今から楽しみにしています。
17年上演のパルコ・プロデュース『すべての四月のために』では戦後の朝鮮の小島の人々を描き、感動を呼び起こした鄭氏。近作では、在日をルーツとする世界観と関西圏のユーモアが相まって、シェイクスピア作品に新たな解釈を打ち出し、古典との相性の良さを証明した『泣くロミオと怒るジュリエット』(20)で好評を博した。
“戦後”をかけぬける、アウトローたちのパワーと、“生きる”ことへの貪欲さ。“戦争”を背負いながらも、たくましく生き抜いてきた当時の人間模様を重ね合わせる。より生々しく、ヒリヒリとした人物像を浮き彫りにする鄭版の『てなもんや三文オペラ』が幕を開ける。
生田が演じるのは主人公で盗賊団のボス、マック(通称:マック・ザ・ナイフ)。演出の鄭氏と主演の生田は今回が初顔合わせ。大胆な翻案・アレンジを試みる鄭氏の演出に、硬軟さまざまな役柄に挑戦し続ける生田斗真がどんな演技で応えるか。その化学反応にも注目が集まる。なお、その他の出演者等は、後日改めて発表される。
■キャスト・スタッフコメント
【生田斗真】
憧れのPARCO劇場で一ヶ月お芝居をさせていただける事、大変光栄です。
東京の若者文化のど真ん中・渋谷に面白い芝居を上演している劇場が存在する事は、とても大切な事だと思っています。
生田初パルコ。気合十分です。
そして仙台、福岡、大阪、新潟、長野と今回初めて舞台に立つ場所もあり、今からワクワクしています。
台本を拝見したら、戦後の大阪に舞台が置き換えられていて、セリフがすべて関西弁でした。関西弁での演技は、ドラマ・映画も含めて、今回が初挑戦になります。
そして、三文オペラは音楽劇ですので、歌唱シーンもたくさん登場しますし、たくさん稽古して、楽しい舞台になればと思っております。
先日初めてお会いした演出の鄭義信さんは「あれ!?意外とオジサンなんだ!」という第一印象でした(笑)。これまで拝見した作品から伝わる熱量で勝手に“若者”をイメージしていたので、衝撃でした(笑)。
そんな鄭さんも「必ず面白くします!」とおっしゃっていましたし、僕自身も非常に楽しみにしております。
これまでにも多くの方が演じてきた名作「三文オペラ」を、鄭義信さん流にアレンジした『てなもんや三文オペラ』ご期待ください!
【鄭義信】
「三文オペラ」は乱暴に言うと、盗賊と乞食と娼婦の世界の話です。原作をあらためて読み返すと、思った以上に、猥雑(わいざつ)で、下ネタも満載…それでも、当時、この作品が大受けしたのは、時代のなせる業もあったでしょうが、登場人物たちの「どっこい生きてる」的なたくましさに、観客は大いに拍手したのではないでしょうか。
今回、一九五〇年代の大阪造兵廠を舞台に選んだのは、当時のアパッチ族と呼ばれた人々の生きざまが、「三文オペラ」の登場人物たちとだぶって見えたからです。彼らを舞台にあげることで、どこまで猥雑で、どこまで生きることの活力にあふれた人たちを描けるかどうかはわかりませんが、コロナですっかり活力を失った生活の、ささやかな精力剤になれればと、思っています。
生田斗真さんとのタッグを組むのは、今回、初めてです。もの静かな中にも、燃えるような闘志を感じさせる彼と、ひと癖もふた癖もある共演者たちが、どんな化学反応を起こすのか、今から楽しみにしています。
2022/02/25