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【歴代ミスマガインタビュー】Vol.1沢口愛華「夢をあきらめなくていいんだよといってくれた場所」

1982年にスタートし、今年で40周年を迎えるグラビアオーディション『ミスマガジン』。斉藤由貴、細川ふみえ、中川翔子、倉科カナ、桜庭ななみ、新川優愛など、これまで数多くの女優、タレントを輩出してきた、まさに登竜門だ。常に美女を生み出し続ける『ミスマガジン』とは、いったいなんなのか。ORICON NEWSでは、2018年の再開後のグランプリ4人のインタビューを短期集中連載で紹介。第1回は、今や“令和のグラビアの女王”と言われるほどの活躍を見せる「ミスマガ2018」グランプリの沢口愛華。現在のミスマガの流れを生み出した彼女に、『ミスマガジン』への思いを聞いた。(取材・分/徳重龍徳)

ミスマガジン2018グランプリの沢口愛華(C)唐木貴央/講談社

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■応募理由は「居場所が欲しかったんです」撮影で人生初ビキニも不思議と抵抗感はなし

・沢口さんはミスマガジンをどういう流れで受けたのですか?

【沢口】アイドルをしていたときに、先輩がミスマガジンを受ける際に「沢口も受けてみたら?」と言われて、受けました。当時、グラビアについては何も知らなかったですし、身近でやっている人もいないので想像がつかなかったんですけれど、オーディションを受けることで何かが変わればと思いました。後付けで言うと、居場所が欲しかったんです。居場所ができるのならばと軽い気持ちで応募したというのは今も覚えてます。

・当時、delaというアイドルグループに所属してましたが、居場所はなかった?

【沢口】あったとは思うんです。でも周りに溶け込めなかったり、もともとあるグループの流れを自分が入ることで乱してしまうのではないかとか、そういうことばかりを考えていたので、なかなか入っていけなくて。居場所がないと勝手に自分で思い込んでいました。

・ミスマガジンのベスト16の撮影が初のグラビアでしたが、水着に抵抗感はありましたか?

【沢口】ビキニはプライベートで着たことがなかったんですけど、不思議と抵抗感はなく、とても楽しくできました。これまでグラビアで嫌な思いをしたことがないので、それは本当に周りのスタッフさんのおかげだなと思います。

・ミスマガのオーディション中のことで覚えていることはありますか?

【沢口】SHOWROOMの配信は1日3時間までだったんですが、時間配分を全然分かっていなくて、朝・昼・晩と分けてやらずに3時間ぶっ続けでやっていて、ファンの方に「効率が悪い」と言われてました。私はSHOWROOMの順位が低くて、グランプリになったときに疑問の声も上がりましたし、私も「なんでだろう」と思ったこともありました。でも、そうした配信の数値だけでなく一番大事なハガキ投票や、SNSでの反応などを総合した結果、沢口だったんだと後々にいろんなところで話を聞けて、うれしかったです。

■グランプリ決定と聞いても「仮定の話だと勘違いして(笑)」 劇団ミスマガジンに感謝

ミスマガジン2018グランプリの沢口愛華(C)唐木貴央/講談社

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・ミスマガジンのグランプリだと最初に聞いた瞬間を覚えていますか?

【沢口】当時の事務所の方に、いきなり母とファミレスに呼び出されたんです。実はその頃、芸能界を辞めようと考えていた頃だったので、てっきり「辞める話なのかな?」と思っていたんです。すると事務所の方から「沢口さん、本当にこれはすごいことなんですけど」とグランプリになったと伝えられました。
でも私は「グランプリになるかもしれない」と仮定の話だと勘違いしていて(笑)。グランプリお披露目の授賞式の前に、その年のミスマガジンの子たちとグラビアのロケの撮影に行くと、立ち位置も真ん中だし、初めてそこでグランプリなんだと実感しました。

・沢口さんにとってはミスマガジン2018のメンバーでの「劇団ミスマガジン」が大きかったそうですね。

【沢口】アイドルグループでは競争が激しいですし、周りの流れに乗れないことが多くて、同年代の子って苦手かもなと思っていた時期だったんです。でも2018年の「劇団ミスマガジン」のメンバーはみんな良い意味で大雑把で、一線を引こうとしてしまっていた私に手を差し伸べてくれました。芸能界で初めてできた同年代の相談相手でした。今でも「劇団ミスマガジン」のメンバーは信用しています。

・女優という目標を改めて持たせてくれたのも「劇団ミスマガジン」だった。

【沢口】もともとアイドルに入ったのも、女優になりたいという思いからでした。でも、アイドルの中にいた時はそれが現実的に思えなかったんです。当時のグループではなかなかステージに立つこともできなくて、ビラ配りやサイン会が主な仕事でした。このままで自分はよいのだろうか、本当は女優になりたいと思ってないのかもしれないとも感じていました。でもグランプリになり、「劇団ミスマガジン」になったことでその夢をあきらめずに済みました。

・グランプリを獲った後、瞬く間にグラビア業界を席巻しました。売れるまでの流れをどう捉えていましたか。

【沢口】グラビアを楽しいなと思ってやっていたので、追求心が生まれてきて、どんどんやりたいと思いが湧いてきましたし、すごい充実していたなと思います。ひたすらにグラビアをやってきたところはあるので、“外づら”はちゃんとできているんですけど、中身の深さが伴ってなくないかなと不安になることもあります。グラビアの難しさを感じるようになりました。

・グラビアを追求しているからの悩みですね。

【沢口】でも、お世辞とかでなく、『ヤングマガジン』や『少年マガジン』で撮影すると、グラビアの楽しさを思い出します。めちゃくちゃ安心できる場所なんです。私はグラビアを始めた当時、本当に子どもで、駄々をこねることが多くて。それを駄目だよと教えてくれたのはミスマガジンのスタッフの皆さんで、今でも頭が上がりません。
上京してホームシックになったときも気にかけてもらったり、一緒に趣味の話をしてくれたりとか、本当に安心するんです。いろいろ支えてもらってます。本当にやってよかったです。

■グラビア界のトップとして「皆さんそろそろ飽きているのでは?と心配になります(笑)」

ミスマガジン2018グランプリの沢口愛華(C)唐木貴央/講談社

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・新しいミスマガが発表されるたびに、実は不安を感じているそうですね。

【沢口】ミスマガジンは毎年7月、8月に発表されるんですけど本当に体調が悪くなるんじゃないかってぐらい思い詰めちゃいます(笑)。でも、ちゃんとその年のミスマガの子たちが出たグラビアはチェックしますし、とても良い刺激になっています。
グラビアは新しい風がどんどん吹いていかないと風化してしまうと思っています。私が3年以上ずっとグラビアにいることに、皆さんそろそろ飽きているのでは?と心配になりますけれど(笑)。どんどんミスマガにいろんな風が吹いてほしい。でも私も負けたくないです。

・もしミスマガでグランプリになってなかったら、今頃どうしていたと思いますか?

【沢口】もう芸能界をやめて大学生になって、恋や勉強に励んでるんじゃないでしょうか。昨年夏に上京しましたが、実は上京することもあきらめようと思っていたんです。就職か、大学進学しようと思っていて。でも、まだグラビアをやりきれていない気がする。女優をもう一度目指そうと思った時に、ミスマガジンのスタッフさんにアドバイスしてもらって、どういう事務所が私に合っているかも相談して、今の事務所に決めました。真摯に向き合ってもらって、本当に感謝しています。

・最後に沢口さんにとってミスマガジンとはなんですか?

【沢口】私にとってミスマガジンは「夢をあきらめなくていいんだよといってくれた場所」です。どれだけいろんなところで、いろんな思いをしても、ミスマガジンという場所があることで、私はすごく支えられています。年を重ねるごとに、グランプリになれた嬉しさ、誇らしさが増しています。
グラビアのオーディションはミスマガジンが本当におすすめです。ミスマガジンの撮影現場は本当に楽しいので、ぜひ見てほしいです。
【次回はミスマガジン2019グランプリの豊田ルナ】

◆ミスマガジン2022募集要項
●エントリー締め切り
2月28日(月)午後11:59
下記よりエントリー可能(他薦も可)
https://yanmaga.jp/specials/miss-magazine/
●応募資格
・1998年4月2日〜2007年4月1日生まれの未婚の女性
(ただし、未成年の方は保護者の同意が必須)
国籍は不問ですが、審査は日本語で行います。
・芸能活動歴や経験は不問。現在所属している芸能事務所やグループがある方も兼任可
(ただし所属事務所や所属グループの同意が必要。現活動と「ミスマガジン2022」としての活動が並行してできる時間がある方に限る)
・水着でのグラビア撮影、およびその写真・ムービーを雑誌・ネット・アプリに掲載可能な方。
・下記の「ミスマガジン2022」審査に参加可能な方。また、グランプリ決定後の活動に参加可能な方(『ヤングマガジン』『週刊少年マガジン』『ヤンマガWeb』グラビア撮影、ライブ配信、ネット放送等番組出演、ラジオパーソナリティ、映画や舞台など演技の仕事を予定)
●スケジュール・審査方法
3月上旬:第一次審査「エントリーシート審査」
3月下旬〜4月上旬:第二次審査「カメラテスト」
7月上旬:セミファイナル「ベスト16発表&投票」
10月:2022グランプリ&各賞発表

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