俳優の伊藤英明、大貫勇輔、山本耕史が16日、都内で行われた映画『KAPPEI』（3月18日公開予定）の最強最速プレミア“カッペイ”披露試写会の舞台あいさつに登場した。

【写真】その他の写真を見る

　同映画は、『デトロイト・メタル・シティ』などで知られる漫画家・若杉公徳氏のギャグ漫画『KAPPEI』（白泉社・ヤングアニマルコミックス）が原作。「1999年7の月、人類は滅亡する」というノストラダムスの予言を信じ、来たるべき終末の世に備えて幼い頃から人類の救世主となるべく厳しい修行に人生を捧げてきたものの、活躍の場を与えられず、その能力を全く必要としない現代の東京に流れ着き、初めて知るピュアな恋心、友情、葛藤、花見、合コン、嫉妬心、遅すぎた青春…を描く。

　素肌にデニムベストの勝平（伊藤）を筆頭に、特攻服にリーゼントの正義（山本）、裸にサスペンダーの守（大貫）と役衣装も、これまでのイメージを大きく覆すようなものとなっている。

　オファーを振り返った山本は「衣装合わせで着させられながら『周りは、どういう格好をしていくの？』と。伊藤さんが、これを着て、大貫くんにいたっては衣装替えじゃなくて衣装脱ぎだった」と苦笑い。衣装を着て、大貫とはじめましてのあいさつをしたという山本は「よくよく見ると、スゴい衣装で『はじめまして』を言ってるなって思った」と懐かしんでいた。

　正義は馬跳流の使い手で、かなり際どい“馬”の衣装もあるという。街中でも撮影して、気づいたファンから手を振られたそう。山本は「覚悟を決めないと精神的に危なかったです…。これほど気づかれたくないと思ったことはない…」と本音をぶっちゃけていた。

　一方、裸サスペンダーの大貫は「最初に原作を読んだ」そう。「この大先輩たちが、あの格好をするのを想像した時に裸だけど、いいなと思った。実際に会ったら、ものスゴいパンチ力。伊藤さんは似合いすぎてて、漫画から出てきたまんま」と振り返った。ただ、撮影は1人でスタートしていたそうで「孤独感。なんで僕1人だけ、こんな変な格好で撮影をしなければいけないんだろうと思っていた」と笑っていた。

　そのほか、西畑大吾（なにわ男子）、古田新太、小澤征悦、平野隆監督も参加した。