フリーアナウンサーの宇賀なつみが16日、ファーストキャビンHDが直営する「ファーストキャビン市ヶ谷」（東京・17日オープン）のリニューアルに伴うメディア向けの内覧会に出席。話題の“ファスティング”が体験できる同店の宿泊プランなどを紹介するとともに、医学博士の青木厚氏らを迎え、ファスティングを実践するコツやポイントについてトークセッションを行った。

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　「ファーストキャビン市ヶ谷」は、『16時間断食』を無理なく実践できる宿泊プランや、ファイテン社と連携してリフレッシュ効果のある大浴場を備えたほか、4万冊以上の漫画や雑誌の読み放題オンラインサービスを導入。手軽に都心に泊まれ、心と身体が充実し、美と健康をテーマにしたホテルへと生まれ変わった。宇賀は同社の公式アンバサダーを務める。

　「16時間断食」を推奨する青木氏は「空腹時間をつくり、内臓をしっかり休ませることで、結果、腸内環境が改善されます。また、最後にものを食べてから10時間ほどたつと肝臓に蓄えられた糖がなくなるため、脂肪が分解されエネルギーとして使われるようになり、内臓脂肪が減少します。さらに時間が経つと『オートファジー』という仕組みが盛んに働くようになります。オートファジーというのは『細胞内の古くなったタンパク質が新しく作り替えられる』というもので、普段から働いているものですが、細胞が飢餓状態になると、より活発化するといわれています」とファスティングで起きる体内の変化を説明。

　さらに「老化の原因の一つにには『活性炭素』があげられますが、『オートファジー効果』にはこの活性炭素を抑える役割があります。また、ファスティングによって腸内環境を整えることで便秘や肌荒れなど、多くの女性が抱えるような悩みの改善も期待できます」とメリットを訴えた。

　宇賀は「私も食事をすると眠くなってしまったりすることがありますが、知らないうちに胃腸に負担をかけていたのですね。なんとなく一日三食食べるのが良いと思っていましたが、大人だと必ずしもそうではないのですね」と納得する一方、「でも、ファスティングをすると、筋肉量も減少してしまうのでしょうか」と疑問も。これに青木氏は「はい、ファスティングをすると筋力を維持するのに重要なブドウ糖が不足しがちになるので、無理のない範囲でトレーニングなどで筋力を維持していくと良いと思います」とアドバイス。宇賀からは、「ファーストファスティング」プランでは、宿泊中に無理なく実践できる筋トレ動画も用意されていることが伝えられた。

　さらに青木氏は「ファーストファスティング ―青木式 16 時間段式―」について「我慢、苦痛は一切しないプログラムになっています。苦痛を伴わなくともファスティングは実践できるんです」と主張。「お腹が空いてイライラしてしまって仕事に手が付かないとなっては困るので、お腹がすいたらナッツを食べると良いです。ナッツが苦手な方は、チーズ、スムージーなどでもいいです」とした。

　さらに「ウイスキーや焼酎などの蒸留酒は、限りなくゼロカロリーに近いので、飲んで大丈夫です」と一部アルコールも摂取可能であるといい、これを受け宇賀も「それなら実践できる気がしてきますね！(笑）」と前のめりになっていた。