女優の有村架純（28）、俳優の磯村勇斗（29）が11日、都内で行われた映画『前科者』公開御礼舞台あいさつに出席した。朝ドラ『ひよっこ』（2017）では夫婦役を演じ、今回が4年ぶりの共演となる2人だが、今作では保護司と刑事という全く違ったキャラクターで対峙。次に共演するならどんな関係がいいか司会から問われると、有村は「次はそうですね…バディものとか、面白そう」と提案した。

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　その詳細について「磯村くんにツッコんでもらいながら」と続ける有村に、磯村は思わず「俺がツッコミ役なんだ」といい、「全然、逆でもいいんだけど」と楽しげな雰囲気に包まれる2人。有村が「2人で戦っていくものだったり…」とイメージを膨らませると磯村は「喜劇がいいよね」と頷いた。

　そこで有村は「弁護士とか？ 同じ会社で働くモノ同士とか…」と思いついたようで、磯村は「なるほど弁護士同士ね。弁護士って面白い」と納得。「難しい言葉を覚えないと」と指摘する磯村に、有村は「そういった意味でも戦っていく。現場でも戦う」と再共演プランにノリノリだった。

　『ビッグコミックオリジナル』（小学館）で連載中の同名漫画（原作：香川まさひと氏、作画：月島冬二氏）を実写化した本作は、無給の国家公務員である保護司の阿川佳代（有村）を主人公に、罪を犯した“前科者”たちの更生、社会復帰を目指し、彼らと向き合い奮闘する保護司の姿を描いた社会派エンターテインメント。連続ドラマでは、原作をベースに、保護司になったばかりの佳代が、さまざまな事情を抱える保護観察対象者たちの更生のために奮闘する姿を描く。

　WOWOWで配信・放送された連ドラに続き、映画では、原作にはない完全オリジナル作品で、佳代が保護司として凶悪犯罪やままならぬ現実に立ち向かうストーリー。磯村は佳代の中学の同級生で刑事の滝本真司役を演じている。

　このほかマキタスポーツ（52）、岸善幸監督が参加した。

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