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ソフトバンク王会長、松坂大輔氏…水島新司さん訃報に球界からも追悼相次ぐ

 『ドカベン』『あぶさん』など野球漫画の第一人者として知られる水島新司さんが10日、82歳で亡くなった。訃報を受け17日、ソフトバンクの王貞治会長や、松坂大輔氏ら球界からも相次いで追悼コメントが寄せられた。

水島新司さん『あぶさん』の主人公・景浦安武 (C)水島プロダクション

水島新司さん『あぶさん』の主人公・景浦安武 (C)水島プロダクション

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 『あぶさん』は、ホークス一筋37年を貫いた球界最年長選手・景浦安武が主人公。2009年には福岡のヤフードーム(当時)で引退セレモニーも行われている。そんな縁もあり、王会長は「水島さんは南海・ダイエーとホークスが弱い時に支えていただいたホークスの恩人です。私がホークスに来た時もキャンプやグラウンドに来て熱心に応援していただきました。ホークスとは縁の深い人でしたので大変残念です。心からご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 『ドカベン』の主人公・山田太郎と同じ西武でプロのキャリアをスタートさせた松坂氏も、「学生時代から読んでいた漫画ドカベンに自分が初めて出た時の喜びは今でも忘れません…。こんなルールがあったんだと勉強させてもらった事もあります。今だからこそ子供たち、指導者の方にも読んでほしい野球漫画だと思います。自分もまた読み返したいと思います。水島先生、ありがとうございました!」と感謝をつづっている。

水島新司さん

水島新司さん

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 水島さんは1939年、新潟県出身。1958年に作家デビューし、1972年に自身の代表作となる『ドカベン』の連載を『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にてスタート。同作は76年にはアニメ化、77年に実写映画化、ゲーム化もされ、81年まで連載された。

 その後、続編として、『大甲子園』(83〜87年)、『ドカベン プロ野球編』(95〜03年)、『ドカベン スーパースターズ編』(04〜12年)、『ドカベン ドリームトーナメント編』(12〜18年)が掲載され、18年6月にシリーズ通して連載46年の歴史に幕を下ろした。なお、『ドカベン』単行本のシリーズ累計は205巻まで発売されている。

 そのほかにも『あぶさん』『野球狂の詩』『男どアホウ甲子園』など、多数の野球漫画を生み出してきた。2005年に紫綬褒章、14年に旭日小綬章を受章。2020年12月に引退を発表していた。

関連写真

  • 水島新司さん『あぶさん』の主人公・景浦安武 (C)水島プロダクション
  • 水島新司さんの代表作『ドカベン』のイラスト (C)水島プロダクション
  • 水島新司さん『野球狂の詩』のイラスト (C)水島プロダクション
  • 水島新司さん

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