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堤真一、森田剛、伊藤蘭ら出演 舞台『みんな我が子』上演決定

 俳優の堤真一森田剛伊藤蘭らが出演する舞台「『みんな我が子』-All My Sons-」(リンゼイ・ポズナー演出)が、5月10から30日に東京・Bunkamuraシアターコクーン、6月3から8日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演されることが決定した。

舞台「『みんな我が子』-All My Sons-」の上演が決定

舞台「『みんな我が子』-All My Sons-」の上演が決定

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 『セールスマンの死』(ピューリッツァー賞・トニー賞受賞)、『るつぼ』などで有名な、20世紀を代表するアメリカの劇作家アーサー・ミラーの代表作の1つとされる戯曲『みんな我が子』。1947年にアメリカ・ブロードウェイで初演され、第1回トニー賞を受賞、その後世界各国で上演、1948年と87年には映画化もされた。

 近年では、2019年にイギリス・ロンドンのオールド・ヴィック・シアターで上演され、ナショナル・シアター・ライブで上映。同年ブロードウェイでのリバイバル公演は、第73回トニー賞の演劇リバイバル作品賞を受賞するなど、初演から70年以上の時を経ても色褪せることなく、世界中で上演され続けている。

 第二次世界大戦後の一見円満そうなとある家族の葛藤と崩壊が描かれ、悲劇的なラストに至るまでにこめられた胸に刺さるセリフの数々は、今もなお多くの観客の心を揺さぶる。

 シアターコクーンでは、2016年にDISCOVER WORLD THEATREシリーズ(以降DWT)の第一弾公演として上演した『るつぼ』以来のアーサー・ミラー作品。演出は、リモートながらも高い完成度で上演した2020年のDWT vol.9『十二人の怒れる男』から、2度目の登場となるリンゼイ・ポズナーが務める。

 1991年に上演した『死と乙女』にてイギリス演劇の最高峰ローレンス・オリヴィエ賞作品賞を受賞し、多彩な現代劇作家作品の演出で評価を得ているポズナーが、2009年にイギリスで手掛けた『橋からの眺め』以来となるミラー作品をどのように手掛けるのか、期待が高まりまる。

 堤、森田、伊藤のほか、西野七瀬大東駿介山崎一ら実力派キャストで上演する家族の物語。幸せをつかむためのとある選択が、人生を狂わせ、家族を崩壊させる。アメリカの片田舎に暮らす家族と隣人、そして友人家族に起こるたった一日の物語を実力派キャストが結集し上演する。

 家族のためにただひたすらに生きる父ジョー・ケラーに堤。戦争から戻らない次男ラリーの無事を信じ、家族を愛する母ケイトには、伊藤。ケラー家の長男クリスには、2021年に長年活動してきたアイドルグループV6の解散という人生の大きな選択から、新たな俳優人生の第一歩として2年ぶりの舞台出演となる森田。

 ラリーの婚約者アンには、本格的な舞台には劇団☆新感線の『月影花之丞大逆転』に続き2作目、近年活躍目覚ましい西野。アンの兄ジョージには、シリアスからコメディまで多彩な役を演じ分ける大東。そして、ケリー家の隣人ドクター・ジムには、『十二人の怒れる男』にてポズナーが信頼を寄せるベテラン山崎一が務める。

 堤は「父と息子、夫と妻といった家族内での役割や関係性から、社会における責任までが描かれているのです。ある個人の犯した罪が、ひいては社会全体の腐敗や罪をもあぶり出し、人間の不完全さや脆さを浮き彫りにします。お客様も自分のことを振り返り、考えることができる作品になるのではないかと思います」とコメント。

 森田は「役者人生において大きく変わるタイミングに、この作品に出会えたことをうれしく思っています。戯曲を読んで、家族だから許せることと許せないことがあり、近くにいるから見えるものと見えないものがある…、そういったことに強く惹かれました。親子や兄弟だからこその複雑な心情を、稽古場で演出の方や共演の方々とじっくり話し合い、作品を立ち上げていければと思っています。文化や宗教などの違いはありますが、そこは意識することなく、同じ人間として、とても身近に感じられる話ではないかなと思います」とメッセージを寄せている。

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