タモリが司会を務めるテレビ朝日大型スポーツ特番『タモリステーション』が、来年1月に放送されることが決まった。テーマは、「二刀流・大谷翔平」。

　投手と打者の“二刀流”を通し、今季、投手として9勝、打者として46本塁打と歴史的活躍を見せたエンゼルス・大谷翔平。日本選手ではイチロー氏以来、20年ぶりとなる「アメリカン・リーグ最優秀選手（MVP）」を満票で獲得。さらに年間で最も活躍した指名打者に贈られる『エドガー・マルティネス賞』も受賞するなど、今シーズンは11冠を達成。異次元の大活躍となった。

　そんな大谷選手のメジャーリーグでの活躍を、テレビ朝日アメリカが総力取材。医師、MLB関係者らの証言によって、大谷の規格外の肉体、技術、そして不屈の精神力が浮き彫りにるす。さらに番組が注目するのは、MLBのレジェンド、元祖二刀流であるベーブ・ルースと、その100年後に登場した現代の二刀流・大谷翔平との関係。アメリカで、ベーブ・ルースの孫にも単独取材を敢行。二刀流の代名詞的存在であり、野球の神様と称されるベーブ・ルースの孫は、大谷の活躍を一体どのような気持ちで見ているのか？　そして、2人に共通する部分とは？　さまざまな角度から、投打でメジャーを席巻した大谷選手のスゴさを詳細に検証していく

　スタジオには、球界のレジェンド・王貞治氏、二刀流の生みの親ともいえる北海道日本ハムファイターズ前監督・栗山英樹氏、大谷ファンである女優・天海祐希ら豪華ゲストが集結。日本野球界のレジェンドである王氏が大谷を徹底分析。今年の大活躍の理由を「王さんの目線」で解き明かしていく。栗山前監督はスカウトと一緒に入団交渉プレゼンを行った際に使用した資料『夢への道しるべ』の誕生秘話を語る。この資料は当時、メジャー挑戦への意志が固かった大谷選手に日本ハム入団を決意させた決め手のひとつとなったもの。栗山前監督や関係者により、二刀流の“起点”となったエピソードが、じっくり掘り起こされていく。番組のアンカーマン・タモリが、アシスタントのテレビ朝日・大下容子アナウンサーと共にその原点に迫る。

　タモリは大谷選手に対する思いとして、「大谷翔平選手の二刀流としての活躍を現実に目にできることが幸運ですね」と、今季の躍動をリアルタイムで感じられた喜びを語っている。