歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんが11月28日、77歳で亡くなった。吉右衛門さんと何度も舞台で共演し、四女の夫・尾上菊之助(44)の父でもある尾上菊五郎(79)が1日、追悼コメントを寄せた。
菊五郎は「長い役者人生を全身全霊で頑張られました。再び一緒に舞台に立てることを願っていましたので残念でなりません」と無念。「こでまで幾度も同じ舞台に立ちましたが、菊之助の結婚を機に、縁あって親戚となり、孫の丑之助も生まれ、初お目見得や初舞台では共に孫の成長を喜び合いました」と回想した。
また「平成最後の舞台では『鈴ヶ森』で私が白井権八、播磨屋さんが幡随院長兵衛を勤めたのも深く印象に残っています。本当にお疲れさまでした」と呼びかけている。
吉右衛門さんは1944年5月22日生まれ、東京都出身。八代目松本幸四郎の次男として生まれ、母方の祖父・初代中村吉右衛門の養子となり、4歳で中村萬之助を名のり初舞台。1966年、二代目中村吉右衛門を襲名した。
84年と95年に『眞山青果賞大賞』を受賞したほか、『日本芸術院賞』(84年)、『松尾芸能賞大賞』(91年)など、多くの受賞暦を持つ現代歌舞伎を代表する立役の一人。松貫四の名で『再桜遇清水(さいかいざくらみそめのきよみず)』、『巴御前』などの脚本の執筆や、エッセイ、画文集の出版、テレビ出演など幅広く活躍した。2011年に人間国宝、17年文化功労者となっている。
菊五郎は「長い役者人生を全身全霊で頑張られました。再び一緒に舞台に立てることを願っていましたので残念でなりません」と無念。「こでまで幾度も同じ舞台に立ちましたが、菊之助の結婚を機に、縁あって親戚となり、孫の丑之助も生まれ、初お目見得や初舞台では共に孫の成長を喜び合いました」と回想した。
また「平成最後の舞台では『鈴ヶ森』で私が白井権八、播磨屋さんが幡随院長兵衛を勤めたのも深く印象に残っています。本当にお疲れさまでした」と呼びかけている。
吉右衛門さんは1944年5月22日生まれ、東京都出身。八代目松本幸四郎の次男として生まれ、母方の祖父・初代中村吉右衛門の養子となり、4歳で中村萬之助を名のり初舞台。1966年、二代目中村吉右衛門を襲名した。
84年と95年に『眞山青果賞大賞』を受賞したほか、『日本芸術院賞』(84年)、『松尾芸能賞大賞』(91年)など、多くの受賞暦を持つ現代歌舞伎を代表する立役の一人。松貫四の名で『再桜遇清水(さいかいざくらみそめのきよみず)』、『巴御前』などの脚本の執筆や、エッセイ、画文集の出版、テレビ出演など幅広く活躍した。2011年に人間国宝、17年文化功労者となっている。
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2021/12/01