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又吉直樹、地球最後の日に食べたいものは“ナシ” 大好物はカレーも「死ぬ時に胃の中にカレーは…」

 お笑いコンビ・ハライチ岩井勇気、お笑いコンビ・ピース又吉直樹が10日、東京・八重洲ブックセンターで岩井のエッセイ集『どうやら僕の日常生活はまちがっている』大ヒット記念岩井勇気×又吉直樹トークイベントを開催した。

地球最後の日に食べたいものはないという又吉直樹 (C)ORICON NewS inc.

地球最後の日に食べたいものはないという又吉直樹 (C)ORICON NewS inc.

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 会場に集まった報道陣を見かけると「こんなに取材に来たことないですよ」と驚く岩井。又吉が「それだけ岩井に注目が」とフォローを入れると「僕だけのイベントもあったんですけど、こんなに来なかった」と返し、笑わせた。

 今作には「地球最後の日に何を食べたいもの」という章が。又吉は「すっごい似てるところもある」と話し、「全く思考の流れが一緒だった」と明かした。「1番、好きなものはカレーかなと思った。でも、死ぬ時に胃の中にカレーがあるのは嫌だし、店も閉まっている。最終的にくだもののナシになった」と自身の回答を明かした。

 加えて又吉は「『何食べたい』というシンプルな問いだけがある地球最後の日ってないやん。地球最後の日に誰といるかもある。一緒にいたい人が俺の好きなものを嫌いだったら、あれだし。俺のそこまで好きじゃないステーキを食べたいって言い出したら俺は妥協しながら死ぬ。そういうのもある」と思考を語った。

 一方の岩井は「(又吉が書いた)『劇場』という作品でナシを食べるシーンがあって、すごく共感した。結局、なんのナシがおいしいかって、人がむいたナシ」と話し、又吉は「そうやな。ナシってむくのめんどいからな」と同調。「自分でむくとおいしくない」「パワーを使う」と、ナシに対する熱い思いを掛け合うと「ナシのおいしさって愛情かもしれないですね」と最終結論を導き出していた。

 本作は、一昨年に刊行したエッセイ本『僕の人生には事件が起きない』(新潮社)に続く第2弾。「小説新潮」「BookBang」の人気連載エッセイ22本と書き下ろし小説のほか、書き下ろしのエッセイも1本収録した、読み応えたっぷりの全24編に仕上がっている。

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  • ハライチ・岩井勇気
  • (左から)岩井勇気、又吉直樹=『どうやら僕の日常生活はまちがっている』大ヒット記念岩井勇気×又吉直樹トークイベント (C)ORICON NewS inc.
  • ハライチ・岩井勇気=『どうやら僕の日常生活はまちがっている』大ヒット記念岩井勇気×又吉直樹トークイベント (C)ORICON NewS inc.

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