女優の沢口靖子が主演するテレビ朝日ドラマ『科捜研の女』（毎週木曜　後8：00）のシーズン21。4日放送の第3話に名バイプレイヤー・松尾諭がメインゲストとして登場。事件の鍵を握る最重要人物を演じ、沢口ふんする榊マリコと激突する。

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　第3話では、大手IT企業のカリスマ社長・磐田誠一郎（西ノ園達大）が自転車ごと爆破され死亡する事件が発生。マリコたちの鑑定が手がかりとなって、松尾演じる超弱小アプリ開発会社の社長・越智弘基の存在が浮上する。

　越智は、磐田が主催したスマホアプリコンテストに出場し、酷評されたことから、被害者に恨みを募らせていると思われたが、実はもっと深い憎悪を抱いていた事実が判明。それらを突きつけられた越智は「俺が爆弾を仕掛けたっていう証拠でもあるんですか？」とマリコを挑発する。

　松尾は、『相棒』シリーズの切れ者弁護士役や、『必殺仕事人』シリーズの同心役などで活躍。素朴なキャラクターからクセのある役柄までこなす実力派。最近では自伝風エッセイがドラマ化されることも決定している。そんな松尾が『科捜研の女』に出演するのは、『season11』第9話（2011年12月）で捜査線上に浮かぶ宅配便アルバイト男性役を演じて以来、約11年ぶり。今回は、屈折した思いを抱えてアプリ開発に野心を燃やす男を、人間味たっぷりに表現している。

　また、第3話には、越智が社長を務めるアプリ開発会社の最年少メンバー・溝口晴翔役で、兵頭功海も参加。兵頭は2019年に『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のカナロ／リュウソウゴールド役でドラマデビュー。今年だけでも『遺留捜査』（テレビ朝日）、『ブラックシンデレラ』（ABEMA）、『DIVE!!』（テレビ東京）などに出演している。2022年公開予定の映画『消せない記憶』のW主演も決定している期待の俳優。本作ではITスキルに絶対の自信があるものの、対人スキルには難がありすぎる、ひとりよがりなキャラクターをしっかりと体現。物語が進むうち、晴翔もまた磐田に深い恨みを抱いていることが明らかになるが、はたして彼は事件に関わっているのか。越智や晴翔だけでなく、アプリ開発会社のメンバー全員、被害者と因縁があることも発覚し…。やがて、マリコはアプリを活用した、ある“作戦”を決行。事件の謎に挑んでいくことになる。