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乃木坂46・山崎怜奈『ダレハナ』インタビュー後編 “全方位ぬか喜びしない”性格を生かしてゲストと向き合う

 人気アイドルグループ・乃木坂46山崎怜奈がパーソナリティーを務めるTOKYO FM『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(以下『ダレハナ』、月〜木 後1:00)が、10月をもって1年を迎えた。ORICON NEWSでは、単独インタビューを実施。後編では、変化の大きなこの1年間、2年目を迎えた『ダレハナ』での目標に迫った。

『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』で”昼の顔”になって1年が経過した山崎怜奈(C)TOKYO FM

『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』で”昼の顔”になって1年が経過した山崎怜奈(C)TOKYO FM

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■変化が生じた1年も芯はブレず 幼少期から客観的な視点「見えない世界を想像する」

――27thシングル「ごめんねFingers crossed」に収録されたアンダー曲「錆びたコンパス」ではセンターを務め、アンダーライブの座長も経験されました。そのほかにも、歴史本を出されたり、冠番組がスタートしたりと、ご自身の活動にも変化が起きた1年になったかと思いますが?

活動の面ではそうした変化があったのですが、芯の部分は変わっていないです。あんまり、全方位ぬか喜びしないようにしているんです。何かいいことがあっても、今だけだからと思うようにしています。乃木坂46のオーディションを受けていた時も、2次審査、3次審査…と、最終審査まで、合格通知が届くたびに「いやいや、こんなことは今だけだから、次も受けよう」という気持ちで受けていたんですよ。

一瞬愉快にやっているようで、危機感でもあるので、常にそこは忘れないようにしないといけないなと肝に銘じています。そこを気にしすぎて、自分の本音を出せなくなるのは嫌なのですが、ぬか喜びはしないようにしています。

――かなりタフな姿勢で臨まれていますね。

基本的にわりとポジティブなので。たぶん、気にしないようにすれば、いくらでも気にしないようにできちゃうのですが、それだと絶対に終わりがくるので、pH(ペーハー)値をちゃんと自分で確かめながら歩いています。グループに対しても、自分に対しても、番組に対しても、意識をしているわけではないのですが、とても客観的に見ていて。それは別に、このお仕事を始めたからそうなったわけではなくて、子どもの時からそうでした。「この人はこう言ったらどう思うのかな」とか、察していました。幼少期は、自分が選ぶ言葉があまり好きではなくて、気が強い聞こえ方をしてしまって、損をしてしまうこともあったので、人の反応、自分の言葉選び、見えない世界を想像することに敏感なのかもしれないです。

――そうした思考が『ダレハナ』でも生きている部分はありますか?

「この爆裂な明るさの裏には、人への思いやりが入っているのではないかな」とかを考えています。それでも、決めつける言い方はせずに「…っていう印象があるのですが、どうですか?」と聞いて、それで向こうが出してくれたらそれはそれでうれしいですが、それを出されない場合は無理に掘り下げることはしないです。オードリー若林正恭さんがゲストで来てくださった時に、同じようなことを話してくださったのですが、とても共感できました。また、LiSAさんがゲストで来てくださった時、レコード大賞を受賞されたばかりで、いろいろなインタビューを受けられていらっしゃって、当時とてもお忙しそうだったので「何度も同じお話を聞かれていると思うのですが、もう1回聞きたくて」と前置きして質問をしたことがあったのですが、自分が相手の立場だったらと考えた言葉をかけるように意識しています。

■今なおリスナーとして投稿も「名前は母の名前で…」 2年目の目標は「くだらないことも楽しむ仲間増やしたい」

――『ダレハナ』は、リスナーさんからの投稿もレベルが高い印象を受けます。

いろいろなリスナーさんに出会えているのも宝物だなと思いますし、いつか会いたいです!『ダレハナ』に送ってくださるリスナーさんはもちろん、プライベートで聞いている好きなラジオ番組のハガキ職人の方の名前もめちゃくちゃ覚えていて(笑)。リスナーのみなさんのことが、大好きなんですよ。自分の番組に送ってきてくれていなくても、私が好きな番組のリスナーさんだったら、もう好きです(笑)。星野源さんの『オールナイトニッポン(ANN)』で、どういうジングルを作ってきた人とかもしっかり覚えています(笑)。自分が好きで聞いている番組のリスナーさんをゲストに呼んでみたい(笑)。私も、採用されるためのメールの送り方とかを聞く気満々でいますし、自分の番組を聞いてくれているリスナーさんたちにとっても、それは有益な情報になるかなと。

――山崎さん自身、リスナーとしての投稿は今もしていますか?

たまに送っていますね。ラジオネームで送っています。自分のSNSにも書き込んでいるので、リスナーとして送る時は、母親の名前にしています。採用されたこともありますけど、絶対に言わないです、だって、今はパーソナリティーとしてのインタビューですから(笑)。

――最後に『ダレハナ』2年目の目標を聞かせてください。

テレビプロデューサーの佐久間宣行さんがゲストで来てくださった時に「闇の部分をうまく出せるようになったらいいよね」と言っていただいたので、そこもうまく出していけたらいいなと思っています。番組としての目標は、一緒に楽しんでくれる人を増やすということです。より一緒にくだらないことも楽しんでくれる仲間を増やしたいです。

人生の瞬間を感じられるメールを送ってくださるリスナーさんもいらっしゃって、顔は見えないけど、みなさんの名前を覚えているので、みなさんに支えられていることを感謝しながら、年月を重ねていきたいですね。TBSの安住紳一郎さんのラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』で、毎年必ず1回電話をするリスナーさんがいらして。そのリスナーさんが、子どもだったのが、学生寮に入って、お仕事に就かれて…というふうに毎年成長していることが感じとれるやり取りがあるのですが、『ダレハナ』リスナーの方ともそういった関係が築けたらうれしいです。

先月に行われた『星野源のオールナイトニッポン リスナー大感謝パーティー』を聴いていた時、2016年から『ANN』への出演が始まったとおっしゃっていて、改めてそんなに聞いているんだって思ったんです。確かに、番組が始まったのが、自分が大学に入るか入らないくらいかのタイミングで、夜中に家事やライブの準備をしながら聞いていたなという思い出がたくさん蘇ってきました。『ダレハナ』も、リスナーのみなさんとともに、いろいろなターニングポイントを経ていけたらいいなと。先々の不安はありますが、今考えてもしょうがないので、とらわれずにやっていきます。

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  1. 1. 乃木坂46・山崎怜奈『ダレハナ』インタビュー前編 “ラジオ好き”が昼の顔になってから1年
  2. 2. 乃木坂46・山崎怜奈『ダレハナ』インタビュー後編 “全方位ぬか喜びしない”性格を生かしてゲストと向き合う

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