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オードリー、信頼できる人たちと見つけた“第3の定住地” ハライチ出演の『あちこちオードリー』配信ライブ大反響

 お笑いコンビ・オードリーがMCを務めるテレビ東京系トークバラエティー『あちこちオードリー』(毎週水曜 後11:06)が16日、第2回となるオンラインライブ『あちこちオードリー 真夏のオンラインライブ〜心のお札はがし祭〜』を開催。気心の知れたハライチをゲストに迎えた今回、リアルタイムで6万視聴という驚異的な数字を叩き出した。2組の人気はもちろん、きわめてシンプルなスタジオセットで、4人が2時間以上にわたってトークを繰り広げるイベントがここまでの広がりを見せた理由はどこにあるのだろうか。番組の魅力とともに、ひもといてみたい。

大反響の『あちこちオードリー 真夏のオンラインライブ〜心のお札はがし祭〜』(左から)佐久間宣行氏、オードリー (C)ORICON NewS inc.

大反響の『あちこちオードリー 真夏のオンラインライブ〜心のお札はがし祭〜』(左から)佐久間宣行氏、オードリー (C)ORICON NewS inc.

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 先月1日に発表された『2021上半期テレビ番組出演本数ランキング』(ニホンモニター)では、2人そろって230本で8位にランクイン。主戦場と位置づけるラジオ『オードリーのオールナイトニッポン(ANN)』(ニッポン放送)は『ビデオリサーチ首都圏ラジオ聴取率調査』において、2016年2月度調査以来、32回連続で単独首位を獲得(※19年10月調査は台風特番のため含まず)するなど、まさに“第2の黄金期”を感じさせる活躍ぶりを見せている。

 2019年8月・9月の特番を経て、10月から土曜の昼間にスタートした『あちこちオードリー』は、春日俊彰若林正恭の自然体のトーク、そしてリラックスしたスタジオの雰囲気で、ゲストが本音を“うっかり”漏らしてしまうことも多く、ほどなくして多数の芸能人も番組ファンを公言するようになった。昨年4月からは火曜深夜に移行し、さらにディープなトークが展開され、今年の4月からは毎週水曜午後11時6分に枠移行し、放送時間も50分に拡大した。

 ORICON NEWSが行ったインタビューで、若林が「台本がないし、事前に何も決まってないし、話が盛り上がると用意していたフリップを出さないこともよくあるので、改めて考えるとラジオに近いなって思います。逆に『なぜカメラがあるのか?』っていうくらい(笑)」と話しているように、同番組はオードリーとゲストとの“リラックスした化学反応”を、視聴者がこっそりと共有し、SNSなどで不用意に広めない信頼関係が、早い段階から築き上げられていたように感じる。

 それが功を奏して、昨年10月にパンサーの向井慧を迎えた行われた番組初のオンラインイベント『祝!あちこちオードリー開店1周年パーティー〜春日の店、今夜は完全予約制ですよ!〜』では、冒頭に「外部の人間に漏らさない」「SNSへの投稿は要注意(具体的な発言は載せない)」「ガチの不用意発言は聞かなかったことにする」の3ヶ条を掲げ、その後はエンジン全開で3人が熱いトークを繰り広げた。リアルタイムでは3万視聴を超え、最終的には4万2000視聴にのぼった。

 この時の満足度の高さ、以前番組にハライチがゲスト出演した際に繰り広げられた若林&岩井勇気VS春日&澤部佑による白熱した「ネタ受取師」バトルとも相まって、今回のオンラインライブは大きな注目を集めた。

 今回のライブ前に行ったインタビューで、若林は「前回はすごくみなさんルールを守ってくれていて、しゃべった内容が外に漏れなかったんですよね。だから、みなさんの民度が変わっていなければ、今回も大丈夫じゃないかなと。あまりにも漏れていたら、もうオンラインライブはやりません。覚悟を持って観てください。いいもん、一緒に作りましょうや!」と呼びかけていた。リアルタイムで6万視聴ながら、今回も盛大なネタバレなどのルール違反は見受けられず、配信ライブという開かれた空間ながら、視聴者たちがそれぞれの胸の内に留めて「いいもん」が作り上げられた。

 時間軸が前後するが、南海キャンディーズ・山里亮太と若林による「たりないふたり」が、5月31日に東京・下北沢で行った配信ライブ『明日のたりないふたり』も、5万5300視聴という大きな記録を打ち立てた。用意されたのはセンターマイク1本のみ、山里と若林がすべてをかけて、お互いの思いをぶつけ合っていく漫才は、見た者に強烈なインパクトを残した。

 『あちこちオードリー』と『明日のたりないふたり』は、それぞれ2時間以上に及ぶ長時間イベントながら、ノンストップで目が離せない魅力を放っている。スタイルは違うが、これまで若林が生きてきた人生、芸人として味わってきた苦労やくやしさ、そして語り合える仲間と出会えた喜びが感じられる。彼の生きざまが等身大で映し出された。だからこそ、多くの人が共感したと考えられる。

 テレビを主戦場に10年以上も活躍し、ラジオをホームタウンとしてきたオードリー。昨年からのコロナ禍で、有観客でのパフォーマンスが難しくなってきているだけでなく、第7世代の台頭をはじめ、時代とともにバラエティー番組での振る舞い方も変化してきている。そんな中、信頼している人たちに向けて自分をさらけ出すことのできる“配信”という第3の居住地を見つけたのかもしれない。

■『あちこちオードリー 真夏のオンラインライブ〜心のお札はがし祭〜』
チケット代:2000円(8月30日午後7時まで販売)
出演者:オードリー、ハライチ
アーカイブ:8月30日午後11時59分まで

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