ホロコースト生存者のひとり、マルコ・ファインゴルト(1913-2019)の証言により、反ユダヤ主義がホロコーストにつながる瞬間を映し出す『ユダヤ人の私』ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。本作は、11月20日(土)より岩波ホール(東京)ほか全国順次公開となる。また、本作品の公開に合わせ、2018年に公開されたシリーズ前作『ゲッベルスと私』のアンコール上映も決定した。 ユダヤ人のマルコ・ファインゴルトは1939年に逮捕され、アウシュヴィッツを含む4つの強制収容所に収容される。終戦後は、10万人以上のユダヤ人難民をパレスチナへ逃がし、自らの体験とナチスの罪、そしてナチスに加担した自国オーストリアの責任を、70年以上訴え続けた。本作はマルコの数奇な人生を通じ、反ユダヤ主義がどのように広まり、ホロコーストにつながったか、世界初公開のアーカイヴ映像を交えながら映し出す貴重なドキュメントだ。「国家と人は過去の過ちを忘れている」と語るマルコのインタビューは、過去と地続きにある現在に警鐘を鳴らす。
2021/08/21