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『竜そば』興収50億円突破 細田守監督の歴代最高記録更新が目前

 人気アニメ映画『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(09年)などで知られる細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』(竜そば)の最新の興行収入が20日に発表され、興収50億円を突破した。細田監督の作品として歴代2位となっており、細田監督作歴代最高記録となる最終興収58.5億円を記録した『バケモノの子』(15年)の記録更新も目前となっている。

『竜とそばかすの姫』の第3弾ポスター(C)2021 スタジオ地図

『竜とそばかすの姫』の第3弾ポスター(C)2021 スタジオ地図

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 『竜とそばかすの姫』は、インターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公の女子高校生が、“もうひとつの現実”と呼ばれるインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。

 初日アンケートによると男女比は44.5%:55.5%と女性が上回る結果に。年代は20代が一番多く、次いで40代、僅差で30代、50代と続く。鑑賞理由の1位は「細田監督作品が好きだから」が54.9%で最も高く、今作の大きな要素である「音楽」が強い関心を得て話題となっている。

 今夜の「金曜ロードショー」では番組後半で、『竜とそばかすの姫』の超重要シーンをノーカットでテレビ初公開される。

 細田監督は、91年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社。アニメーターを経て、『劇場版デジモンアドベンチャー』(99年)で映画監督デビューを果たした。その後、フリーとなり、11年に齋藤優一郎プロデューサーと自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。

 フリーからの過去作すべて「日本アカデミー賞」最優秀アニメーション作品賞を受賞。『未来のミライ』(2018年)は、アニー賞受賞に「アカデミー賞」長編アニメーション部門にノミネートされるなど世界から評価を獲得し、『竜とそばかすの姫』もカンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出された。

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