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『バイオハザード』制作秘話満載のメイキング映像 監督らが明かす“計算づくしの世界”

 現在Netflix にて全世界独占配信中の連続 CG ドラマ『バイオハザード:インフィニット ダークネス』。週末の『デイリー総合TOP10(日本)』で1位を獲得するなど人気の同作について、羽住英一郎監督ら制作陣の舞台裏に迫ったメイキング映像が14日、公開された。

羽住英一郎監督・小林裕幸プロデューサー

羽住英一郎監督・小林裕幸プロデューサー

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 今回解禁された映像では、モーションキャプチャーを駆使した制作現場の様子はもちろん、豪華制作陣によって細かく計算された制作過程とエピソードを余すことなく披露。冒頭は「英語キャスト/モーションアクター」として、レオン役を演じたNick Apostolidesと、同じくクレア役を演じたStephanie Paniselloによって、撮影を振り返るコメントとともに、激しいアクションシーンに挑む姿が収められている。

 また、SNSでも話題となった、ゾンビに襲われている仲間をレオンが間一髪で救助するシーンや、自らの調査のために奔走するクレアの緊迫のシーンの裏側も映し出されており、CGプロデューサーの宮本佳氏は、「人間の動きは色々なノイズがのっていることで自然な動きが表現できるので、モーションキャプチャーを使用することで、”雑味”が出ることは、リアルを追求する上では欠かせない技術ではないか」と、演出のこだわりポイントを語る。

 羽住監督も同様に、「物理的なアクションはもちろん、心理的な表現を(モーションキャプチャーを通じて)生身の人間で実施できたことは安心しました。もしモーションキャプチャーが使えなかったら、アプローチを変える必要がありました」と明かしており、本作におけるモーションキャプチャーの大切さが改めて感じられるエピソードを披露している。

 より実写に近づけるため、撮影方法にも工夫を凝らした本作。撮影監督のジュン ワタナベ氏は、「今回一番こだわったのは、CGなんだけれど、リアリティを出すために実写の撮影と同じようにしましょうと。例えば、一歩右にカメラマンが動くときに、バーチャル的にもカメラマンが右に移動するという動きを真似してアニメーションを作りました。」と語り、CGディレクターの清水智弘氏は、「1ショット毎に羽住監督と事前に話をしながら、綿密に動画を撮りました。レオンはどんなシーンでもレオンに見えなければならないので、窮地に追い込まれた状況でも、リアリティを崩さずに、本来のレオンを見せれるかというのがすごく大変でした。」と、制作時の苦労を語りながらも、勉強になることがたくさんあったと振り返っている。

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