おもちゃ業界全体の活性化とメーカー各社の感性の切磋琢磨を目的とした『日本おもちゃ大賞2021授賞式』が15日、都内で行われ、応募数306アイテム（35社）の中から7部門の大賞商品、特別賞などが発表された。

【写真】その他の写真を見る

　キャラクター・IPを題材にした中で優れた玩具を選ぶキャラクター・トイ部門に『カメラもIN！マウスできせかえ！すみっコぐらしパソコン プレミアム』（セガトイズ）、子ども向けの優れた玩具を選ぶベーシック・トイ部門に『シルバニアファミリー おしゃれにスタイリング！ビューティーヘアサロン』（エポック社）、子どもの知育・教育に貢献した玩具を選ぶエデュケーショナル・トイ部門に『アンパンマン にほんご えいご 二語文も！ あそぼう！ しゃべろう！ ことばずかんPremium』（セガトイズ）が受賞。

　障がいがあってもともに遊べるなど多くの配慮がされた玩具を選ぶ共遊玩具部門に『ルービックキューブ ユニバーサルデザイン』（メガハウス）、世代・性別を問わず楽しめる玩具を選ぶコミュニケーション・トイ部門に『ころがスイッチドラえもん デラックスキット-スーパー空気砲スイッチ-』（バンダイ）、大人が楽しめる玩具を選ぶハイターゲット・トイ部門に『PG UNLEASHED 1／60 RX-78-2 ガンダム』（バンダイスピリッツ）、新しい発想や素材・技術を取り入れた玩具を選ぶネクスト・トイ部門に『チェインレンサーシリーズ CR-03 チェインレンサー スターターセットDX』（セガトイズ）が選ばれた。

　また、20年4月1日〜21年3月31日までの販売実績が優れたものを選ぶヒット・セールス賞は『マウスできせかえ！ すみっコぐらしパソコンプラス』（セガトイズ）、『鬼滅の刃 DX日輪刀』（バンダイ）が受賞した。

　同賞は、単に「売れる商品」を選定するだけでなく、新しい玩具を生み出す作り手、メーカーの力を刺激し、モチベーションアップをもたらすことで業界全体の活性化につなげることを目的にしている。2008年に創設され、今年で13年目を迎える。