歌舞伎俳優の尾上松也が映画初主演を務め、百田夏菜子が初ヒロインを演じる『すくってごらん』（12日公開）から、クランクアップ後の百田のインタビュー映像が10日、解禁になった。

【写真】その他の写真を見る

　原作は、大谷紀子氏が描いた世界初の“金魚すくい”漫画。尾上が演じる香芝は、ある失敗でエリート銀行員人生から外れ、東京本社から左遷されたプライドは高いがネガティブな主人公。しかし、都会から遠く離れた僻地で「金魚すくい」に出会い、思いもよらない成長をしていく姿を表現する。百田は、香芝が一目ぼれする生駒吉乃を演じる。

　撮影は、2019年7月に奈良県で行われた。百田の撮影は、期間の前半に集中して、しばらくしてから後半部分に参加するスケジュールだったことから「帰ってくるときに現場の雰囲気が違う感じになっているんだろうなとドキドキしながら戻ってきました」と語るも「相変わらずすごく温かい現場で最初から最後まで楽しかったです」と笑顔で振り返る。

　主演の尾上との共演は「最初の1週間くらいは松也さんとのシーンが多く、そこでいろいろな話をしていただきました。すごく楽しくて、松也さんは常に現場の雰囲気をみながら、みんなが楽しくなるようにとやってくださっていました。みんなそれを見て頑張ろうと思いました」と刺激になることもあったという。

　撮影終了後には、歌とピアノのレコーディングに臨んだ百田。「ピアノは全部しっかり弾けるようにしていましたが、音源は上手な方が弾いてくれるかもというお話でした。監督ともお話しして、せっかくだったら自分の音で録った方がいいのではと、ピアノの音も録らせていただくことになりました」と経緯を説明し「引き続きブラッシュアップしたいと思う部分がたくさんあるので、最後まで頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。

　初めてのピアノに挑戦した百田は、もちろんピアノのレコーディングも初経験。撮影終了後も練習を重ねた百田の演奏が、映画館にどのように響くかにも注目したい。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」