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なにわ男子・藤原丈一郎、中井貴一主演舞台で映画プロデューサー役「共演させていただける日がくるとは」

 関西ジャニーズJr.の人気グループ・なにわ男子藤原丈一郎が、俳優の中井貴一が主演する新生PARCO劇場のオープニング・シリーズ『月とシネマ ―The Film on the Moon Cinema―』に出演することが発表された。

藤原丈一郎(中段右)ら舞台『月とシネマ ―The Film on the Moon Cinema―』の全キャスト

藤原丈一郎(中段右)ら舞台『月とシネマ ―The Film on the Moon Cinema―』の全キャスト

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 旧PARCO劇場のクロージングシリーズで上演された、2016年の『メルシー!おもてなし 〜志の輔MIX〜』以来の登場となる中井が主演を飾る作品。中井は昭和の古き良き映画館経営者の息子に生まれ、昭和に育ち、平成にもまれながら成功を収めた独立系映画プロデューサー役を演じる。作・演出には、これも『メルシー!おもてなし』以来のタッグとなるG2

 さびれてしまった実家の映画館の相続のために、中井演じる独立系映画プロデューサーは、自身の主義とは反するアート系の映画を監督してきた女性監督と組んで映画を製作しなければならなくなる。この女性監督役に女優の貫地谷しほり、大手映画製作会社の若きプロデューサー役に藤原、プロデューサーの娘役に矢作穂香、怪しい金融業者役に村杉蝉之介、映画館の熟練映写技師役に文学座のたかお鷹と、硬軟入り混じるキャストが集結した。

 コメントを寄せた中井は「昨年から引き続き2021年も演劇界にとっては、困難な幕開けとなってしまいました。昨年よりパルコがリニューアルをし、お客様にとっても、我々演者にとっても最高の環境が用意されたのに…」とコロナ禍に開業した劇場に思いをはせる。一方で「ただ、どんな状況になろうと前へ進む方法を考えてまいります。まだ4月の状況は予測できませんが、こんな時期だからこそ皆様に温かい気持ちになってお帰りいただけるようなオリジナル作品を目指したいと思います。劇場でお会いできることを楽しみに!」と前向きに抱負を語っていた。

 貫地谷は「PARCO劇場オープニング・シリーズ最終公演に参加することになりました。このオープニング・シリーズは昨年も出演させていただきましたが素晴らしい時間となり、私自身改めて演劇のファンになり感動の毎日でした。今回は以前に2度も演出をしていただいたG2さん、大先輩の中井貴一さんをはじめ素晴らしい方々と、ご来場いただく皆様のひとときを染めさせていただけたらと思います!」とコメント。最後は「全ての人が不安な毎日です。私もこの大好きな世界が壊れてしまうのではという不安が募る日々です。心がときめく事への感謝、今を重ねられる尊さを忘れずに舞台に立てたらと思います!」と心境をつづっていた。

 藤原は「『月とシネマ』のお話しをいただき、大変うれしい気持ちでいっぱいです! 中井貴一さんの素晴らしいお芝居はこれまでドラマや映画で拝見していましたが、まさか自分が共演させていただける日がくるとは思ってもいませんでした」と出演を喜ぶ。「演出のG2さんともご一緒するのは初めてで、以前から作品を観劇していたのでワクワクしています! 歴史あるPARCO劇場に立たせてもらえること、PARCO劇場オープニング・シリーズに携われること、そして素晴らしいキャストの皆さんと共演できることなど、たくさんのご縁を大切に精一杯頑張ります! ぜひ、劇場で幸せな時間を共に過ごしましょう! 劇場でお待ちしております!」とメッセージを送っていた。

 東京公演は、4月17日から5月9日まで東京・渋谷PARCO8階のPARCO劇場で、大阪公演は、5月12日から16日まで大阪・森ノ宮のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される。

■あらすじ
 とある地方都市。駅前の映画館「ムーン・シネマ」は閉館の危機。そこへ館長の息子並木憲次(中井)が「ムーン・シネマ」に現れた。彼は50代のフリーの映画プロデューサー。今までにヒット作を何本も世に送り出していているが、賞には恵まれない。同じ映画関係の仕事だが、父子の交流はほとんどないというか絶縁状態だった。並木とのタッグでヒットを飛ばすことを夢見る大手映画会社の新米プロデューサー・小暮涼太(藤原)、並木の娘・彩矢(矢作)と共に、映画館の相続のために集まったのだが、驚いたことに、父が残した遺言状には映画館は、ある女性に継がせる。とあった。まさか親父のやつ…、老いらくの恋か?と邪推をするが、その推測は見事に外れた。

 その女性は、知る人ぞ知る、女流映画監督三城麻衣子(貫地谷)だったのである。4、5年に一度しか作品を発表しないし、映画は大ヒット、というわけでもなかったが、発表ごとに映画賞を総なめすることで有名な監督で、ちょっとやそっとでは大手のオファーを受けないのでも有名である。

 正当な権利を主張するべく、並木達は三城に会うことにする。こんな古い映画館で借金もある、相続しても負債を抱えるだけだと放棄を迫る並木。すったもんだの末、三城は提案する。この映画館を使って映画を撮影したい。その後であれば、映画館の権利は放棄すると。そして、それには一つの条件があるという、「撮影する映画は並木憲次がプロデューサーを務めること」。

 こうして、商業主義のプロデューサーとアート系の映画監督、水と油のはずの二人が一緒に映画を作ることになった。大手映画会社の看板を背負い、小暮は何かというと意地を張る並木に手を焼きながら映画完成に向かってひた走る!

 そこに並木の娘も、映写技師の黒川(たかお)も、そして何故か街金の児島(村杉)も巻き込まれて、映画館の存続を巡って右往左往が始まっていく。そして次第に、驚くべき父の秘密が浮かび上がってくるのだが…。

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