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宇佐見りん氏、史上3番目の若さで芥川賞受賞 笑顔で「胸いっぱいです」 執筆にコロナが影響と吐露
 『第164回芥川龍之介賞・直木三十五賞』の贈呈式が20日、都内のホテルで行われ、芥川賞に選出された宇佐見りん氏(21)、直木賞の西條奈加氏(56)が出席した。

『第164回芥川賞』を受賞した宇佐見りん (C)ORICON NewS inc.

『第164回芥川賞』を受賞した宇佐見りん (C)ORICON NewS inc.

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 今回の『第164回芥川賞・直木賞』は、芥川賞は宇佐見氏の『推し、燃ゆ』(文藝秋季号)が受賞。一方、直木賞は西條氏の『心淋し川』(集英社)が選出された。

 笑顔で登壇した宇佐見氏は「まだ、受賞の知らせを頂いてから時間が経ってなくて、胸いっぱいですね。まだ頭が追いついていないかなという感じですね。とてもうれしいです」と声を弾ませた。2004年に同時受賞した綿矢りさ氏(当時19歳11ヶ月)、金原ひとみ氏(同20歳5ヶ月)に次いで、史上3番目に若い受賞者となった。そのことを質問されると、「自分の予定よりも早かった」と笑みをこぼし、「すごく早くて信じられない気持ちなんですけど、まだ自分の中で至らない部分が若さゆえなのか、自分の力か分からないところがある」と語った。

 また「私にとって小説が“背骨”であるというのは決しておおげさなことではなくて、これがあるからやっていけるんだという感覚が前からずっとあった。これからもそれは変わらないんじゃないかなと思います。全力で書いていきたい」と決意を新たにした。

 現在3作目を執筆中だが、新型コロナウイルス感染拡大が影響しているという。「飲食店の描写をするにも記憶から出すのではなく、実際に行って描写のスケッチをすることが重要。その影響はないわけではないです」と語った。

 最後に言い残したことを問われ、「まだ連絡を頂いて間もない状態。すごくいろんな方からメッセージを受け取った。『受け取ったよ』と言いたくて。お礼を言うのはそういう機会が少ないので、本当にありがとうございます、といいたいです」とはにかんだ。

 宇佐見氏は1999年5月16日静岡県沼津市生まれ。2019年『かか』で第56回文藝賞を受賞。同作を単行本化した『かか』でデビューし、第33回三島由紀夫賞を受賞、第42回野間文芸新人賞の候補になった。

関連写真

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