人気グループ・A.B.C-Zの塚田僚一が21日、東京・品川プリンスホテル ステラボールで上演される舞台『Mogut〜ハリネズミホテルへようこそ〜』東京開幕直前取材に登壇した。15日からの大阪公演を経て、東京でも約4年ぶりの単独主演舞台開幕を迎えた塚田。「このタイミングだからこそステージに立てる喜びをかみ締めています」と安堵。単独ということで寂しさはないか聞かれると、「でしゃばりな河合（郁人）がいなくてよかった」とぶっちゃけて報道陣の笑いを誘った。

【写真】その他の写真を見る

　同作は、ハリネズミ専用ホテルを舞台に、そこに変装して紛れ込んだモグラのモグーが巻き起こす珍騒動を描く。おとぎ話に軽快な大人テイストを盛り込み、舞台オリジナルのロック・ミュージックを織り交ぜたハードで純粋なエンターテインメント。「年末には『SASUKE』もあって仕上がってたので一番いい状態だったと思います」とその身体能力を発揮する場面もありそう。

　「でしゃばり、というとアレですけど自分ひとりでなんとしてもこの舞台を成功させるんだって」と並々ならぬ意気込みをみせる塚田。河合に対して軽口を叩きつつも「でも河合からは大阪で『初日おめでとう』というメールがきていました」としっかり報告。「2020年の7月に朗読劇ではっしー（橋本良亮）が『まだどうなんだ』という状況でお客さんの前に立って、それが続いて今ステージに立たせてもらえると思っているので、なんとしても成功させて、ステージっていいものだなと思ってもらえたら。なんとしても成功させます！」と力強く掲げた。

　また前日、第164回直木三十五賞に著作『オルタネート』で初ノミネートされた同じジャニーズ事務所のNEWS・加藤シゲアキが惜しくも落選となったことについて「きのう発表でドキドキしていました。本は読んだりしてるんですけど…ごめんなさい。シゲ（加藤）のはまだ読んでいないです。本が好きなだけで…」と恐縮しつつも「同世代として、執筆してるジャニーズっていますがここまで切り拓いたのはすごい」と讃えた。また、2021年『本屋大賞』ノミネートされていることに「すごいですよね！『本屋大賞』と聞くと実写になる作品が多い。『オルタネート』のなかにモグラの役があればいつでもいける」とオファーを心待ちにしていた。

　このほか、細見大輔、菅原りこ、田村雄一、辰巳琢郎、鈴木勝秀（上演台本・演出）が参加した。