お笑い芸人の明石家さんまが、初めて劇場アニメを企画・プロデュースする映画『漁港の肉子ちゃん』が、今年初夏に公開されることが1日、発表された。さんまがほれ込んだ直木賞作家・西加奈子氏の同名小説をもとに、心温まる感動のエンターテイメントが描かれる。さんまは「最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください」とアピールしている。
本作は、漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描くストーリー。公開ビジュアルには、洗濯物が掛かる船の上にいるお団子をもった笑顔の母・肉子ちゃんと、読書に集中する娘・キクコの姿。あわせて解禁になった超特報映像では、「おおきくて、まんまるで底抜けに明るい肉子ちゃんがみんなに幸せを運んでくれる」というナレーションが入り、数枚の絵コンテから、優しくておおらかな肉子ちゃんが映し出されている。
監督は、『ドラえもんのび太の恐竜2006』(06年)や『海獣の子供』(19年)で知られる渡辺歩氏。スタジオジブリ1期生の小西賢一氏がキャラクターデザイン・総作画監督を務め、脚本は大河ドラマ『花燃ゆ』や『凪のお暇』などの大島里美氏。アニメーション制作は、西野亮廣が製作総指揮・原作・脚本を手掛けた『映画 えんとつ町のプペル』(20年)などがあるSTUDIO4℃。なお、さんまは18年に配信されたNetflixドラマ『Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜』でドラマの企画・プロデュースを担当したが、劇場公開されるアニメ映画は今回が初となる。
■明石家さんまコメント
西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに「サラバ!」が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は「かわいいね」「儲かりまっか」「明石家さんま」という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは“明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて。(笑)
その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで「漁港の肉子ちゃん」に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。「漁港の肉子ちゃん」はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。
■西加奈子氏コメント
――さんまプロデュースのアニメ映画化を最初に聞いたときについて
さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした。
――さんまと初めて会ったときの印象は?
直木賞をいただいた後に、「さんまのまんま」という番組に出演させていただきました。初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で「めちゃくちゃ大きな祭」を見ているような気持ちになりました。
――小説「漁港の肉子ちゃん」をどのような思いで書いたか
私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした。
■渡辺歩監督コメント
さんまさんがアニメーションにチャンスをくださったのが何よりもうれしいです。さんまさんは、打ち合わせさせていただく度に「気付き」をくださいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』このお言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。見てくださった方が、他の誰かに教えたくなる様な映画を目指したいです。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
本作は、漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描くストーリー。公開ビジュアルには、洗濯物が掛かる船の上にいるお団子をもった笑顔の母・肉子ちゃんと、読書に集中する娘・キクコの姿。あわせて解禁になった超特報映像では、「おおきくて、まんまるで底抜けに明るい肉子ちゃんがみんなに幸せを運んでくれる」というナレーションが入り、数枚の絵コンテから、優しくておおらかな肉子ちゃんが映し出されている。
監督は、『ドラえもんのび太の恐竜2006』(06年)や『海獣の子供』(19年)で知られる渡辺歩氏。スタジオジブリ1期生の小西賢一氏がキャラクターデザイン・総作画監督を務め、脚本は大河ドラマ『花燃ゆ』や『凪のお暇』などの大島里美氏。アニメーション制作は、西野亮廣が製作総指揮・原作・脚本を手掛けた『映画 えんとつ町のプペル』(20年)などがあるSTUDIO4℃。なお、さんまは18年に配信されたNetflixドラマ『Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜』でドラマの企画・プロデュースを担当したが、劇場公開されるアニメ映画は今回が初となる。
■明石家さんまコメント
西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに「サラバ!」が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は「かわいいね」「儲かりまっか」「明石家さんま」という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは“明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて。(笑)
その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで「漁港の肉子ちゃん」に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。「漁港の肉子ちゃん」はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。
■西加奈子氏コメント
――さんまプロデュースのアニメ映画化を最初に聞いたときについて
さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした。
――さんまと初めて会ったときの印象は?
直木賞をいただいた後に、「さんまのまんま」という番組に出演させていただきました。初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で「めちゃくちゃ大きな祭」を見ているような気持ちになりました。
――小説「漁港の肉子ちゃん」をどのような思いで書いたか
私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした。
■渡辺歩監督コメント
さんまさんがアニメーションにチャンスをくださったのが何よりもうれしいです。さんまさんは、打ち合わせさせていただく度に「気付き」をくださいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』このお言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。見てくださった方が、他の誰かに教えたくなる様な映画を目指したいです。
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2021/01/01