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『鬼滅の刃』流行語に選出 ジャンプ中野編集長「愛してくださったファンのおかげ」

 その年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の『2020 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)トップ10に人気漫画&アニメ「鬼滅の刃」が選出された。授賞式には『週刊少年ジャンプ』(集英社)の中野裕之編集長が出席し、原作者の吾峠呼世晴氏に代わり、感謝を語った。

中野裕之『週刊少年ジャンプ』編集長 (C)ORICON NewS inc.

中野裕之『週刊少年ジャンプ』編集長 (C)ORICON NewS inc.

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 中野編集長は「今週末4日に『鬼滅の刃』の漫画の最終巻の23巻が発売となるタイミングで、この賞をいただけること本当にうれしく思います。作者の吾峠呼先生に代わりまして、お礼を申し上げます」と話す。続けて「このような名誉をいただいたのは、吾峠先生の圧倒的な努力と思いはもちろんですが、アニメーションをはじめ『鬼滅の刃』を日本中、世界中に広げるのに手助けしていただいた多くのスタッフの皆様、そして何よりも老若男女、『鬼滅の刃』を読んで愛してくださったファンの皆様のおかげだと思います」と心境を口にしていた。

 『鬼滅の刃』は、2016年2月から20年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画が原作で、コミックス累計1億部を突破する人気作。大正時代の人喰い鬼の棲む世界が舞台で、炭売りの少年・炭治郎は、人喰い鬼に家族を惨殺されたことで生活が一変し、唯一生き残ったが鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻すため、家族を殺した鬼を討つために旅に出るストーリー。

 昨年4月から9月にかけてテレビアニメが放送され、人気に火が付き社会現象化。アニメの最終話からつながる公開中の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(10月16日公開)の最新の興行収入が、きのう11月30日に初日から45日間で動員数2053万2177人、興行収入275億1243万8050円を記録したと発表された。歴代興行収入ランキング(邦画と洋画含む)では、『タイタニック』(262億円)を超え、2位にランクインするなど注目を集めている。

 選評は「ファン層は、子どもから大人まで幅広く、女性ファンが多いのも特徴だ。ブームが下火になる気配はない。人気作ともなれば、連載が長期化しがちな少年漫画の世界で、物語をうまく畳んだ作者の潔さも注目された。菅総理大臣が国会で、『全集中の呼吸』で答弁すると言ったが、鬼を倒していくように、答えを控えるばかりではなく、質疑には『全集中』で答えてほしい」というものだった。

 選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)(50音順)と、大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)となっている。

 トップ10にはそのほか、「愛の不時着」「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」「アベノマスク」「アマビエ」「オンライン○○」「Go To キャンペーン」「ソロキャンプ」「フワちゃん」が選出され、“年間大賞”には新型コロナウイルスの感染防止を目的とする新概念、新習慣の「3密」が輝いた。

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