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『関西演劇祭2020』最優秀作品賞は劇団MAY「賞を励みに、そして糧に頑張っていきたい」

 『関西演劇祭2020』の表彰式が29日、大阪・クールジャパンパークTTホールで行われ、各分野で総合的に優れた作品で人々の心を魅了し、多くの感動を与えたことを讃える「最優秀作品賞」を、大阪を中心に活動する「劇団MAY」が受賞した。

『関西演劇祭2020』表彰式の模様

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 同演劇祭は「関西の街を演劇を通してもっと元気に!関西から出てくる演劇の才能を日本全国に発信!」をテーマに昨年にスタート。女優の羽野晶紀が実行委員長、お笑いタレントの板尾創路がフェスティバルディレクターを務めた。

 「最優秀作品賞」を受賞したMAYは「本当にありがとうございました。僕が大学生の時に初めて演劇という世界を知って、一つだけ演出家に教わったことで今でも守っていることは、朝、劇場に入ったら、必ず劇場に一番にあいさつする。これをずっと守ってきました。しかし、今年に入ってから、まずは僕たちが劇場に入ることができず、一番僕たちを守ってくれる劇場にあいさつすることができませんでした」とコロナ禍の一年を回顧。

 続けて「それを思った時に、今回この空間でお芝居をやった劇団の人たちは、必ず自分たちのなかで重んじる、大事な礼節を犠牲にして作品を作っているんだということ。その状態で『関西演劇祭』が行われたんだということを実感しました」としみじみ語り、「一番大切なことはお客様に作品を届けることですが、来年は自分の中で大切にする礼節をちゃんと守った状態で演劇が行われることを期待したいと思っていますし、我々も励みます」と決意を新たにした。

「今回は若い子たちに支えられて、そしてスタッフや運営、実行委員会の皆様にも支えられていただいた賞ですが、賞は1つの結果でありメダルだと思っています。きょう、いただいて3日間から1週間は浮かれると思いますが、次のレースにメダルを下げて走るランナーはいないと思います」とし、「その次の瞬間から賞は責任感とプレッシャーになると思います。これからもどんどん作っていきますので、今日、いただいた賞を励みに、そして糧にして頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました」とスピーチした。

 実行委員長の羽野は「私も全部の劇団を観させていただいて、本当にどこも素晴らしかったです。お芝居には正解もないし、この演劇祭で皆さんが本当に頑張ってくれたことが伝わってきました」と総評。「そのなかで最優秀作品賞が劇団MAYになった今年は、金さんお一人、劇団の中でおじさんが混じっているのですが(笑)、皆さんが若くて、金さんの率いるみんなのエネルギーがものすごかったんです。観ているお客さんもものすごく感動していましたし、今回のなかですごくちゃんと演劇していたなと思って。演劇ということを若い人たちがこれだけやってくれていることに可能性を感じて、お礼を言いたいなと思いました」と絶賛した。

 そのほか、「ベスト脚本賞」をばぶれるりぐる・竹田モモコ、「ベスト演出賞」をMAY・金哲義、「ベストアクター賞」を劇団アンサング・ヒーローの佐藤太一郎、「ベストアクトレス賞」を劇団乱れ桜・佐野あやめ、「観客賞」をキミノアオハルが受賞した。

 また、2021年秋に第3回『関西演劇祭』が開催されることも決定した。詳細は後日発表される。
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  • 「ベストアクター賞」の佐藤太一郎(劇団アンサングヒーロー)
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  • 「ベストアクトレス賞」の佐藤あやめ(劇団乱れ桜)
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