最新のドラマ満足度調査ランキング（11月10日〜11月16日放送を対象）は、「チェリまほ」として知られるテレビ東京の深夜ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』（6話目）が100Pt満点中86Ptを獲得。2度目の首位にランクインした。連続ドラマ単独初主演となる赤楚衛二と、幅広い役柄で存在感を放つ町田啓太の恋模様に、熱い期待が寄せられているようだ。

【写真】その他の写真を見る

『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』は、童貞のまま30歳を迎えたことにより、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた冴えない青年が主人公。思わぬ力に困惑するが、社内一のイケメンで仕事もデキる同期の好意が自分に向けられていることを知り、戸惑いながらも、そんな彼の真摯な想いにだんだん心惹かれていくという、ロマンティックな王道ラブコメディだ。

　初回の満足度は27Ptと低調なスタートだったが、2話目で63Ptを獲得。3話目で79Ptまで急上昇し、名だたる秋ドラマ作品を抑えて初の満足度首位を獲得した。4話目以降、放送ごとに数値を伸ばしている。

　視聴者からは、「わくわくする展開」「人を好きになる真摯な気持ちが伝わる」など、丁寧な人物描写を楽しむ声が多数。2人の恋模様についても「テンポがいい」と、作品全体で好印象の声が多数届いた。脚本はラブコメを得意とする吉田恵里香、監督は『チア男子！！』で長編デビューした風間太樹で、新進気鋭のクリエイターがタッグを組んでいる。

　また出演者についても、冴えない童貞の主人公を演じる赤楚衛二に対して「自己肯定感を得られて成長していく姿に共感できる」「空気感がいい」、主人公に想いを寄せるイケメン同期役の町田啓太に対して、「コメディも切なさも、心情がよく伝わってくる」と、演技力を高く評価する声が相次いだ。

　物語は大きな山場を迎えており、SNSでも大きな反響をみせている同作。他番組がやや低調な秋ドラマクールで勢いをみせている。満足度のさらなる上昇が大いに期待できそうだ。

●「ドラマ満足度ランキング」とは
「オリコン ドラマバリュー」をもとに集計。オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。