能・歌舞伎や邦楽など、日本の古典芸能を扱うNHK・Eテレの音楽番組『にっぽんの芸能』(毎週金曜 後11:00)。6日の放送回では、古典芸能界の“パイオニア”、日本舞踊家・藤間勘十郎(ふじま・ かんじゅうろう)と、尺八演奏家・藤原道山(ふじわら・ どうざん)をスタジオに迎える。演技・演奏の披露だけでなく、今年度から司会を務める高橋英樹の好奇心から繰り出されるトークも大いに盛り上がった。 藤間勘十郎は、日本舞踊藤間流の宗家家元として、全国の弟子を育て、自らも力強い舞踊で観客を魅了する舞踊のプロフェッショナルだが、それだけでなく、振付家として歌舞伎の舞台を作り上げるクリエイターでもある。コロナ禍で休演を余儀なくされた歌舞伎座で、感染防止対策と伝統的な芝居を両立させる重責を背負い、日々「新たな振付・ステージング」と向き合っている。
2020/11/06