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『鬼滅の刃』累計1億部突破、1年で約8.4倍 第22巻は過去最多の初版370万部スタートに

 人気漫画『鬼滅の刃』が、10月2日発売のコミックス第22巻をもってシリーズ累計発行部数が1億部(電子版含む)を突破することが24日、集英社より発表された。昨年9月末時点(テレビアニメ終了時)では累計1200万部で、この1年で8800万部(約8.4倍)増えておりヒットが続いている。

『鬼滅の刃』コミックス第22巻(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』コミックス第22巻(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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 同作はこれまで初版300万部(第21巻)が最高だったが、第22巻はシリーズ過去最多となる370万部(特装版含む)になると発表。初版300万部は、人気漫画『ONE PIECE』が2010年3月に発売したコミックス第57巻で初めて出した大記録で、当時、国内出版史上最高の数字(集英社調べ)として大きな話題となったが、今回さらに超えることになった。

 シリーズ累計1億部突破も、今年2月時点で4000万部、5月時点で6000万部、7月時点で8000万部と、2000万部ずつ増え続け、5月に連載誌『週刊少年ジャンプ』で完結した今も驚異的なペースで売り伸ばしている。また、コミックス累計1億部を突破している『週刊少年ジャンプ』作品は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、『DRAGON BALL』、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ、『SLAM DUNK』、『ONE PIECE』、『NARUTO-ナルト-』、『BLEACH』で、これらの人気作に名を連ねる。

 また、10月16日に劇場版の公開を記念して『週刊少年ジャンプ』では、10月5日発売の44号から3号連続で特別企画を展開。44号では、作者・吾峠呼世晴氏による『鬼滅の刃』新作読切19ページを掲載し、炎柱・煉獄杏寿郎の鬼殺隊での初めての任務について描く。45号(10月12日発売)・46号(10月17日発売)では、吾峠氏監修のもと、平野稜二氏の手によって描かれる漫画「煉獄杏寿郎 外伝」が2号連続で掲載する。

 2016年2月から20年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載していた同作(作者:吾峠呼世晴)は、大正時代の人喰い鬼の棲む世界が舞台。炭売りの少年・炭治郎は、人喰い鬼に家族を惨殺されたことで一変し、唯一生き残ったが鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻すため、家族を殺した鬼を討つために旅に出るストーリー。

 昨年4月から9月にかけてテレビアニメが放送され、10月16日に続編となる劇場版の公開が控えている人気作。コミックス1巻は16年6月に発売され、18年6月にテレビアニメ化されることが発表された際の累計発行部数は11巻までで250万部を超えるくらいだったが、アニメ放送の影響で大きく人気に火が付き、社会現象化。今年5月に人気絶頂の中で最終回を迎えた。コミックス最終23巻は、12月4日に発売される。

■『鬼滅の刃』最近の累計発行部数の流れ(集英社発表)
19年4月6日:350万部(テレビアニメ放送時)※4月9日発売巻で500万部
19年9月末:1200万部(テレビアニメ終了時)
19年12月4日:2500万部
20年2月4日:4000万部
20年5月13日:6000万部
20年7月3日:8000万部
20年10月2日:1億部

関連写真

  • 『鬼滅の刃』コミックス第22巻(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
  • 「週刊少年ジャンプ」44号特別読切の扉ページ (C)吾峠呼世晴/集英社
  • 「週刊少年ジャンプ」43号掲載の誌面ページ (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)平野稜二・吾峠呼世晴/集英社

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