日本テレビで4月から日曜の昼に放送されていたバラエティー番組『第7キングダム』(※関東ローカル)。タイトルの通り、今をときめく「お笑い第7世代」の霜降り明星、ハナコ、EXIT、3時のヒロインの人気4組が集結し、【コントキャラ】×【ロケ企画】を柱としながら、フィクションとリアルが交錯するロケバラエティーとして人気を集めた。
当初からの予定通り4〜6月の1クール限定での放送だったが、好評キャラクターを進化&新キャラを投入し、10日の午後9時からの2時間特番『第7キングダム ゴールデン2時間スペシャル』が放送される。今が旬の彼らが同世代ならではの空気感を楽しみながら、共鳴し合うことで起きる笑いの化学反応は、2020年の今しか見ることができない“打ち上げ花火”のようであり、今後の日本のお笑いの歴史において重要な転換点となりうる可能性を秘めている。そんな期待の高まるこの番組の魅力を掘り下げていきたい。
■最強ラインナップが集結した純粋な第7世代番組 最大の魅力は“同世代感”
今やお笑いファンを超えて広く浸透している「第7世代」。すでに一般的な言葉として定着し、現在は多数のテレビ番組で第7世代芸人が活躍しているが、先輩芸人とともに出演して現在の多忙ぶりをトークするような番組が多く、キャストが第7世代のみの番組は意外と少ない。
そんな中でも、第7世代をリードする“M-1王者”の霜降りをはじめ、“キングオブコント王者”のハナコ、“THE W”王者の3時のヒロイン、“吉本男前ランキング1位&5位”のEXITと、最強の4組が集結した『第7キングダム』は、タイトルの通りまさに“王国”という豪華ラインナップだった。
番組内容は、各芸人がキャラになりきってロケに挑戦。霜降り明星が芸能人のSNSにあげられないボツ写真をハッシュタグのコメントで救出する「ハッシュタグハイパーレスキュー」や、緊張しやすいハナコの岡部大が『ダイ・ハード』のマクレーン刑事に扮し極限のプレッシャーミッションに挑む「ハナコの大・ハード」など、人気キャラが次々と誕生した。3時のヒロインがビリー・アイリッシュ風の衣装に身を包み、ダメ男と恋愛に悩む美女を励ます「さよならバッドガイ」は、なぜかクセになる3人のダンスコーナーが注目を集めた。
そのVTRをスタジオで全員がワイプで見守り、時には「1本のVTRで踊りすぎ!」とツッコミを入れ、時には「頑張れ!」と本気で応援する。VTR後のスタジオトークでは10人がさらにトークを展開。ワイプのコメントを膨らませたり、VTRでスベったボケをあえて広げるなど、同世代感あふれるやりとりはこの番組ならではの特長だった。
この仲の良さが伝わってくる“同世代感”こそが、第7世代の最大の魅力とも言える。芸人同士のライバル意識よりも、互いに盛り上げながら一緒に笑いを作っていこうという雰囲気こそが今の時代にマッチし、第7世代が支持される大きな要因となっている。それが最も味わえるのが、出演者は第7世代のみ、ゲストも同世代のタレントだった『第7キングダム』の見どころだった。
■第3世代の伝説的番組を彷彿 初ゴールデンタイムでどんな笑いを生み出すのか そもそも「第7世代」という言葉は、1980年代後半にとんねるずやダウンタウン、ウッチャンナンチャンが台頭しはじめたころに使われた「お笑い第3世代」がルーツとなっている。それ以降も「第4世代」「第5世代」などと使われることはあったが、一般的に認知されることはなかった。約30年ぶりに世代としての地位を確立した第7世代は、現在のお笑い界のトップに君臨する第3世代の再来を大いに期待させる。
第3世代を象徴する代表的な番組といえば、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチコ、野沢直子が共演した『夢で逢えたら』(1988〜91・フジテレビ系)。ミニコントを中心に、シチュエーションコントや音楽コーナーなどで構成されたバラエティー番組で、のちのお笑い番組に大きな影響を与えた、エポックメイキングな名作として語り継がれている。
『第7キングダム』は、今が旬の男女の芸人が同世代のみで集まり、「面白いことをやっていこう!」という勢い、そして今後のお笑いの歴史において大きなターニングポイントになりえる可能性を秘めていることから、内容も放送時間も異なるが『夢で逢えたら』との共通点を感じさせる。
これまでは日曜の昼の放送だったが、今回は2時間特番にパワーアップし、満を持してゴールデンタイムに初進出する。スペシャルにふさわしく、豪華ゲストも続々登場。スタジオに杉咲花、出川哲朗、松丸亮吾、「霜降りゲームメーカー」に新水曜ドラマ『私たちはどうかしている』から浜辺美波、横浜流星、山崎育三郎、「ハナコ大ハード2」に吉沢亮、「EXIT倶楽部」に出川&ダチョウ倶楽部が出演する。
月曜の午後9時といえば、通常であれば『人生が変わる1分間の深イイ話』と『しゃべくり007』という、日本テレビの看板バラエティーが放送されている時間帯であり、他局も力を入れた番組を放送する“激戦区”。人気俳優&女優&レジェンド芸人をゲストに迎え、第7世代がどんな笑いを生み出すのか。期待が高まる。
テレビ出演にこだわらず、SNSを駆使し、自分たちのYouTubeチャンネルで自分たちが面白いと思うことを積極的に発信して、同世代ファンを獲得してきたのが第7世代芸人の最大の特徴である。従来のテレビのルールを飛び越えて自由に動き回る彼らが、2020年のテレビで何を見せてくれるのか。新時代のバラエティーが、ここから始まるかもしれない。
当初からの予定通り4〜6月の1クール限定での放送だったが、好評キャラクターを進化&新キャラを投入し、10日の午後9時からの2時間特番『第7キングダム ゴールデン2時間スペシャル』が放送される。今が旬の彼らが同世代ならではの空気感を楽しみながら、共鳴し合うことで起きる笑いの化学反応は、2020年の今しか見ることができない“打ち上げ花火”のようであり、今後の日本のお笑いの歴史において重要な転換点となりうる可能性を秘めている。そんな期待の高まるこの番組の魅力を掘り下げていきたい。
今やお笑いファンを超えて広く浸透している「第7世代」。すでに一般的な言葉として定着し、現在は多数のテレビ番組で第7世代芸人が活躍しているが、先輩芸人とともに出演して現在の多忙ぶりをトークするような番組が多く、キャストが第7世代のみの番組は意外と少ない。
そんな中でも、第7世代をリードする“M-1王者”の霜降りをはじめ、“キングオブコント王者”のハナコ、“THE W”王者の3時のヒロイン、“吉本男前ランキング1位&5位”のEXITと、最強の4組が集結した『第7キングダム』は、タイトルの通りまさに“王国”という豪華ラインナップだった。
番組内容は、各芸人がキャラになりきってロケに挑戦。霜降り明星が芸能人のSNSにあげられないボツ写真をハッシュタグのコメントで救出する「ハッシュタグハイパーレスキュー」や、緊張しやすいハナコの岡部大が『ダイ・ハード』のマクレーン刑事に扮し極限のプレッシャーミッションに挑む「ハナコの大・ハード」など、人気キャラが次々と誕生した。3時のヒロインがビリー・アイリッシュ風の衣装に身を包み、ダメ男と恋愛に悩む美女を励ます「さよならバッドガイ」は、なぜかクセになる3人のダンスコーナーが注目を集めた。
そのVTRをスタジオで全員がワイプで見守り、時には「1本のVTRで踊りすぎ!」とツッコミを入れ、時には「頑張れ!」と本気で応援する。VTR後のスタジオトークでは10人がさらにトークを展開。ワイプのコメントを膨らませたり、VTRでスベったボケをあえて広げるなど、同世代感あふれるやりとりはこの番組ならではの特長だった。
この仲の良さが伝わってくる“同世代感”こそが、第7世代の最大の魅力とも言える。芸人同士のライバル意識よりも、互いに盛り上げながら一緒に笑いを作っていこうという雰囲気こそが今の時代にマッチし、第7世代が支持される大きな要因となっている。それが最も味わえるのが、出演者は第7世代のみ、ゲストも同世代のタレントだった『第7キングダム』の見どころだった。
■第3世代の伝説的番組を彷彿 初ゴールデンタイムでどんな笑いを生み出すのか そもそも「第7世代」という言葉は、1980年代後半にとんねるずやダウンタウン、ウッチャンナンチャンが台頭しはじめたころに使われた「お笑い第3世代」がルーツとなっている。それ以降も「第4世代」「第5世代」などと使われることはあったが、一般的に認知されることはなかった。約30年ぶりに世代としての地位を確立した第7世代は、現在のお笑い界のトップに君臨する第3世代の再来を大いに期待させる。
第3世代を象徴する代表的な番組といえば、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチコ、野沢直子が共演した『夢で逢えたら』(1988〜91・フジテレビ系)。ミニコントを中心に、シチュエーションコントや音楽コーナーなどで構成されたバラエティー番組で、のちのお笑い番組に大きな影響を与えた、エポックメイキングな名作として語り継がれている。
『第7キングダム』は、今が旬の男女の芸人が同世代のみで集まり、「面白いことをやっていこう!」という勢い、そして今後のお笑いの歴史において大きなターニングポイントになりえる可能性を秘めていることから、内容も放送時間も異なるが『夢で逢えたら』との共通点を感じさせる。
これまでは日曜の昼の放送だったが、今回は2時間特番にパワーアップし、満を持してゴールデンタイムに初進出する。スペシャルにふさわしく、豪華ゲストも続々登場。スタジオに杉咲花、出川哲朗、松丸亮吾、「霜降りゲームメーカー」に新水曜ドラマ『私たちはどうかしている』から浜辺美波、横浜流星、山崎育三郎、「ハナコ大ハード2」に吉沢亮、「EXIT倶楽部」に出川&ダチョウ倶楽部が出演する。
月曜の午後9時といえば、通常であれば『人生が変わる1分間の深イイ話』と『しゃべくり007』という、日本テレビの看板バラエティーが放送されている時間帯であり、他局も力を入れた番組を放送する“激戦区”。人気俳優&女優&レジェンド芸人をゲストに迎え、第7世代がどんな笑いを生み出すのか。期待が高まる。
テレビ出演にこだわらず、SNSを駆使し、自分たちのYouTubeチャンネルで自分たちが面白いと思うことを積極的に発信して、同世代ファンを獲得してきたのが第7世代芸人の最大の特徴である。従来のテレビのルールを飛び越えて自由に動き回る彼らが、2020年のテレビで何を見せてくれるのか。新時代のバラエティーが、ここから始まるかもしれない。
2020/08/09