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ゲーム『プリコネ』公式、他者のイラスト「トレース」で謝罪 事実確認で経緯も説明

 スマートフォン向け人気ゲーム『プリンセスコネクト!Re:Dive』の公式が19日、ゲーム内で使用されている一部イラストが、「他者のイラストを『トレース』したものである事実を確認いたしました」と明かしたうえで「お客様、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。

スマートフォン向けRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のビジュアル

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 問題の経緯は、15日に追加された「メインストーリー第2部第3章第9話」における一部のイラストが、ツイッターに投稿されている他者のイラストに酷似していることが、ユーザーから指摘されていた。それを受けて調査をした結果「該当のイラストが他者のイラストを『トレース』したものである事実を確認いたしました」と説明。

 原因については「イラストレーターへの発注を行った際の発注書内に、参考画像として他者のイラストを添付していました。該当のイラストレーターに聞き取りを行ったところ、参考画像が公式の画像であると勘違いをしてしまい、なるべく公式の画風に近づけるべきと考えた結果トレースを行った、ということを確認いたしました」と報告。

 続けて「本来であれば、納品された時点でトレースの事実に気づくべきでございましたが、納品時のチェックにて気づくことができず、皆様に公開してしまいました。今回の問題は、発注・納品時のチェックが十分になされなかったことが大きな原因と考えております」と伝えた。

 今後の対策は「該当のイラストにつきましては、トレース元のイラストを描かれた方と協議しまして、修正を行わない方針で考えております。なお、上記以外のイラストにおきましては、他者のコンテンツを転用していたり、権利を侵害していたりする事例は確認しておりませんが、今後の調査にて判明した場合には適切に対応するとともに、今回と同様に詳細をご報告いたします」とし、「また、イラストレーターを含む『プリンセスコネクト!Re:Dive』に関わる内外スタッフに対して、本コンテンツの制作過程に、より一層の注意を払うよう通達いたします。加えて、イラスト発注・納品時のチェック体制をより強化し、問題の防止に努めてまいります」とした。

 また、「現在、トレース元のイラストを描かれた方が誹謗中傷を受けていることを確認しております。本件はこちらの不手際が原因で起きた問題ですので、やめていただきますようお願いいたします」と呼びかけた。

 同ゲームは、2015年にサイバーエージェントとサイゲームスの共同開発で配信された『プリンセスコネクト!』の続編として、サイゲームスが制作したアニメRPG。豪華声優陣が演じる総勢50人以上のヒロインが登場し、キャラクターたちがフルボイスで織りなす膨大なストーリーと、物語を彩る美麗なアニメーションが人気を博している。2020年4月から6月までテレビアニメも放送された。

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