“キング・オブ・ヨーデル”として一世を風靡(ふうび)した歌手・ウィリー沖山さんが亡くなったことが6日、わかった。87歳。所属事務所が発表した。 ウィリーさんは1933年2月25日横浜でアメリカ人の父と日本人女性との間に誕生。学生の頃からプロとして活躍し、日本全国の進駐軍キャンプをまわって美声を披露していた。その時にヨーデルと出会い、独学でマスター。抜群の歌唱力と発音の良さから、ビクターよりヨーデルの名曲「スイスの娘」でレコードデビューした。音域の広さを生かし、ジャズ、カントリー、ポピュラー、シャンソン、ハワイアン、とそのレパートリーは多岐に渡り、各界で第一人者として活動した。
2020/07/06