日本文学振興会は16日、第163回「芥川賞・直木賞」の候補10作品を発表。芥川賞には、作家・津島佑子さんの娘で太宰治の孫にあたる石原燃氏(48)が『赤い砂を蹴る』で初の候補入りを果たした。選考会は7月15日、東京・築地「新喜楽」で行われる。 芥川賞は石原氏のほかに岡本学氏(47)『アウア・エイジ(Our Age)』、高山羽根子氏(45)『首里の馬』、遠野遥氏(28)『破局』、三木三奈氏(29)『アキちゃん』など5作品。高山氏は3回目の候補入りで、ほかの4人は初ノミネートとなる。
2020/06/16