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京アニ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』再放送でも涙腺崩壊の声続出 “神回”第10話

 テレビアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』再放送の第10話が、3日深夜に放送された。2年前の初放送時からファンの間で「神回」と称されてきた物語で、放送を終えるとネット上では「何回見てもいいな…」「涙腺崩壊だよ…」と感動の声が相次ぎ、ツイッターでトレンド入りした。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のビジュアル(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

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 同作は、暁佳奈氏によるライトノベルが原作で、『第5回京都アニメーション大賞』小説部門で大賞を受賞し、2018年1月〜4月にテレビアニメが放送。かつて「武器」と呼ばれた少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデン(CV:石川由依)が、大戦終結後、相手の想いをすくい上げ、言葉を紡ぐ「自動手記人形」という仕事を通して、感情を持たない少女が愛を知るまでの物語。情緒あふれる豊かな世界観と登場人物の繊細な心情描写、京都アニメーションが制作する美しい映像などが人気を博している。

 「泣ける」作品と言われており、その中でも第10話は屈指の感動回。マグノリア家の一人娘・アンは、母・クラーラのことが大好き。しかし、母は招いたヴァイオレットと二人きりでアンに内緒の手紙を書き始める…。母に残された時間がないことを知っているアンは、誰に宛てたものかもわからない手紙を書くより、少しでも自分と一緒にいてほしいと願い「せめて手紙を書いている側でお母さんの手を握らせてほしい」とヴァイオレットに頼むが、それすらも許されず泣きじゃくる…。

 公式サイトでは、キャラクターを演じた声よりコメント(初放送時のもの)が公開されており、アン役の諸星すみれは「ストーリーの切なさとアンのいい子さで、涙なしにはみられない一話になっていると思います。私も収録中何度も声が詰まってしまい、頑張って振り絞りながらお芝居しました」と告白。「見終わった時は、親子の愛情のまっすぐさと暖かさを感じられ、切ないながらも優しい気持ちになれると思います。みなさんの大切な人を思い浮かべながら観ていただけたらうれしいです」と呼びかけている。

 クラーラ役の川澄綾子は「時を超えて届けられる手紙。その愛に、原作を読んだ時、涙が止まりませんでした。この愛を自分が表現できるのだろうかと不安でしたが、諸星すみれさん演じるすばらしいアンに引っ張ってもらい、演じ切る事が出来たと思います。『届かなくていい手紙などない』というヴァイオレットの言葉が胸に沁みました。手紙とは言葉で、言葉とは想いである。言葉が、想いが、届くように。精一杯演じました。観てくださった皆さんの心に、何かが届きますように」と伝えている。

 またラストでは、感情表現に乏しいヴァイオレットがマグノリア家での仕事を終え涙を流す姿もあり、絵コンテ・演出の小川太一氏は「茶化す皮肉を持たない真っ白なヴァイオレットが、話数を重ね、自分の負っている傷に気づき、その痛みから派生する様々な感情のつながりを知り始めました。そんな中、いろいろな『愛』の形に触れるヴァイオレットがどのように変わっていくのか、ヴァイオレットの心に大きな一石を投じた話数になっていると思います」と説明している。

 2年前の作品だが、今回の第10話を見たファンは「ボロ泣きでした ヴァイオレットが成長して泣いてるのが『あああ』ってなりました」「内容も知ってる&何回も見てるのに涙と鼻水が…アンの台詞がとにかく胸に刺さります」「久々にアニメ見て泣いた。やっぱり名作だな」「マジで神アニメでしょ 最後の方はほとんどギャン泣きだった」「全話がそうだけど、人の繊細な部分がテーマの作風、それに京アニさんの繊細すぎるくらい丁寧な画…それが特にこの10話はマッチしてることも加わって心に響くな〜」など感動の声をあげている。

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  • 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のビジュアル(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
  • 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』キービジュアル(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

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