俳優・柄本明が4日、東京・浅草九劇で行われたひとり芝居『煙草の害について』の取材会に出席。オンラインでの舞台出演は人生初の試みとなるが「挑戦なんて気持ちはサラサラない。どっちにしろお客さんがいないだけの話で、舞台でやることは一緒ですから」と淡々とした表情で語った。 “オンライン型演劇場”としてリニューアルした浅草九劇の第1弾企画として上演される本作は、柄本が1993年に初めてのひとり芝居の試みとして、自身が構成・演出して上演し、好評を博した作品。その後再演を重ね、このほど、浅草九劇での上演が決定した。ロシアの劇作家アントン・チェーホフの原作は上演時間20分程の短編だが、柄本明による上演はほかのチェーホフ作品を部分的に取り入れ、また新たに書き加えて、1時間ほどの風変わりなひとり芝居になっている。
2020/06/04