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矢部浩之、不適切発言の岡村隆史をラジオで公開説教 問題点を次々と指摘「知らん間に偉くなって…」

 お笑いコンビ・ナインティナイン岡村隆史(49)が、30日深夜放送のニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン(ANN)』(毎週木曜 深1:00)で、先週放送の同番組内での発言について「先週のオールナイトニッポンで僕の発言によって、たくさんの人たち、特に女性のみなさんに不快感を与えたことについて、心から謝罪いたします。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。冒頭20分以上にわたり謝罪の言葉を繰り返した後、相方の矢部浩之が出演し、当該発言をはじめとして、これまでの岡村の態度について公開説教した。

ナインティナイン (C)ORICON NewS inc.

ナインティナイン (C)ORICON NewS inc.

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 23日放送の同番組内で岡村は、新型コロナウイルスの影響で収入が減った女性が、収束後に短期的に収入を得るために風俗業に携わる可能性があると発言。放送後から「女性蔑視」「性的搾取」などの批判が集まり、27日にはニッポン放送が『ANN』の番組公式サイトで謝罪した。

 この日、2014年9月にコンビでの出演をやめて以降、約5年半ぶりにANN登場となった矢部は「緊急事態、情けないよ。出会ったのは先輩と後輩だけど、きょうは相方として話しに来ました」と切り出し「表(おもて)ではあるのよ。本番中とか人がいるとこでは謝られるのよ。内弁慶なところあるやんか。覚えてるのよ。体を壊して5ヶ月で帰ってきて、最初に『めちゃイケ』の収録して、終わってからあんたからメールが来たのよ。『すべて笑いに』って一行。いやいや、もうちょいあるやろ。オフのところが大事なんじゃないかな。お笑いコンビの前に人間で出会ってるから。そういう事を見たくなくて距離を取ったとこがあるのよ」と岡村の性格を指摘。

 続けて「一言でいうたら、天然やし、逃げ癖があるのよね。よくオレが目にしてたのは、目上の方とかに誘われると『お願いします、ぜひ行かせてください』って言って、でも楽屋に戻ってからマネージャーに『仕事って言って断って』って。しれ自分で言えよと。誘われた直接の人には言わない。これは逃げだと思う。根っこの性格かもしれないし」と相方としての意見を伝えた。

 また「簡単に言ったら天然やろうなと。わざとじゃない。楽屋でスタッフからコーヒー持ってこられて『ありがとう』がない。昔は気づかなかったかもしれないけど、今はコンビの仕事も少なくて、たまに会うから、余計に感じる。恋愛の番組で俺が『結婚がうまくいく秘訣』を聞かれて、『ありがとうとごめんなさいを言う』と答えたら、俺に『白旗あげたんか』と言った。女性を敵として見ているのか」と性格の問題面に言及。「結婚して子供がいたら、家族はチームや。お母さん監督で、いっぱい褒めていっぱい怒って。こっちは冷静にその様を見ている。ありがとうとごめんなさいが大事だと身に染みているから。それを『白旗』って。それって性格やねんな」と根本的な部分をただした。

 

岡村の問題になった発言がラジオから発信されたことにも注目し「ラジオを続けるのはすごいと思うよ。オレなんて途中でリタイアしたから、辞めた人間に言われたくないだろうけど、リスナーはみんな岡村隆史が大好きでイエスマンよ。注意してくれる人がほとんどいなくなってきた。スタッフ含めて、全員が空気をそうしたんですよ。知らん間に芸歴も長くなって、偉くなってもうたから」と厳しく分析。

 矢部が「時代が違うとか、今の状況とかの問題ではないかな。そういう考えを持った人間なんだ、岡村隆史は」と注意すると、岡村は「そう思われても仕方ない発言をしてしまった」と反省。矢部は「こんな顔した相方を見たくないよ。申し訳ない部分もある。もし自分が(ラジオを)続けてたら、何かしらツッコんで収めてたと思う。でも、オレがそれをやったところで、そういう考えを持っている岡村隆史は変わらない」と猛省を促した。

 さらに矢部は、2010年に岡村が体調不良で休養し、5ヶ月後に復帰したことを振り返り「復帰したらみんなさらにやさしくなってんねん。それはさらにぬるま湯になってたかも。アンタはアンタで地獄を見て大変だったと思うけど、コンプレックスもあって、可哀想さんやねん。普通のタレントの基準がわからんけど、あるタレントが言ったら炎上するけど、アンタが言っても炎上しない幅が広かった。なぜなら可哀想さんだから」と休養を経ての変化についても言及。「でも、世の中にはもっとつらい人がおるってことやな。50歳になってお金持ってて、自分の思ったような家に住めてて、好きな車買えて、可哀想さんちゃうもん。あなたの本質は真面目とか、自己プロデュースも番組プロデュースもあって、いろんな人の力でやってこれたけど、景色を変えたほうがいいと思う」と呼びかけた。

 相方だからこその言葉の数々に、岡村はうなづきながら「また改めてなんですけど、こうやって相方がいる前で、もう一度謝罪させていただきたいと思います。
先週の私の発言でたくさんの方々、特に女性の方に不快な思いをさせてしまいました。本当に心から申し訳ないと思っております。本当に申し訳ありませんでした」と改めて発言について謝意を伝えた。「相方に来てもらって、言ってもらって、自分が気づいてなかった部分もあったと思います。言われて初めてうわっていう思いもあったので、来てもらったことで、もっともっと反省しないとアカンところが自分で気づいたと思っています」と今の心境を打ち明けていた。

 矢部は今後改めていかなければならない点があると指摘した上で、1時間以上にわたる公開説教を終えた。岡村が「ごめんな」と謝ると、矢部は「かまへん」と返し、最後は2人そろって「わーわー言うとります。お時間です。さようなら」とおなじみのフレーズで番組を締めくくった。

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