ジャニーズ事務所所属アーティストによる“おうち時間”を利用した動画が、YouTube公式チャンネルをはじめツイッター、インスタグラムなど各SNSで配信されている。木村拓哉の手洗い動画からスタートした『Johnny’s Smile Up ! Project』として、各タレントの個性あふれるプライベート感満載の映像を公開。それぞれのキャラクターや個性が際立った動画でファンに向け“ステイホーム”を呼びかけてきた。その一部を紹介したい。

　『Johnny’s Smile Up ! Project』では木村のほか、TOKIOの城島茂が自宅での“除菌剤”を作成。V6の岡田准一は“OKADA’s Challenge”と題して「自宅で自粛されてる方にこの動きできるかな？」と正面を向いて座ったまま、転がり正面に戻る…といった肉体派の岡田ならではのちょっとしたアクション（？）を指導。KinKi Kidsの堂本光一は「全然タメにならないと思います」と話しながらも、貴重な『硝子のお掃除』として自宅の窓拭きをする様子を披露した。

　このほかにも生田斗真は『YOUも踊っちゃいなよ！』と近藤真彦の「アンダルシアに憧れて」をアカペラで歌いながらダンス。関ジャニ∞の村上信五は寝起きにただ“逆立ち”、ジャニーズWESTの桐山照史は正しい手洗いの仕方を取り入れた本格的すぎる紙芝居、また“温泉ソムリエ”の資格を所持するというSixTONESの高地優吾は『自宅で温泉気分』と温泉の知識をレクチャーし、炭酸風呂の作り方を実演。そして、KAT-TUNの中丸雄一は『ステイ ホーム　4コマ』と題したシュールな作風の4コマ漫画によって、手洗い方法や感染防止対策などを訴えている。

　独自のYouTubeチャンネル、SNSアカウントを持つ嵐は17日、5人それぞれの場所からインスタグラムでの生ライブ配信を行い、ファンとの交流を図った。20日から日替わりでストーリーズを更新中。山下智久はインスタグラムにて、フレーバーウォーターを自作する様子でおしゃれなひとときを公開した。

　こうしたCDデビュー済みのグループのみならず、ジャニーズJr.とSixTONES、Snow Manらが参加する動画コンテンツ『ISLAND TV』では、それぞれのおうち時間を利用した動画が毎日アップし、メンバーがファンからの質問に答えたり、特技をアピール。クスッと笑えたり、すっぴんに部屋着だったりと、よりその存在を身近なものに感じられる内容となっており、連動したツイッターにはファンからの喜びの声が溢れている。

　ジャニーズ事務所では、3月から所属アーティストのコンサートや舞台の数々が中止・延期され、さらには予定されていたテレビ番組出演、雑誌やCD発売の中止・延期などが続々と発表。そこで、3月末には3日間にわたりYouTubeで各グループが無観客でライブを行う様子を配信した『Johnny's World Happy LIVE with YOU』のほか、嵐やV6のライブ映像、MV配信などさまざまなコンテンツを提供してきた。こういったウェブコンテンツをフル活用した取り組みが、暗く沈むファンの心に光をもたらしている。

　ジャニーズ事務所では今後、ファンクラブ会員サイトを含むウェブサイト上で、新たな有料の映像配信サービスを準備中で、一定期間の収益に関しては医療物資の購入費用に充て医療機関に届けていくという。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」