吉本興業は21日、新型コロナによる緊急事態宣言の拡大を受けて、自宅からスマートフォンやパソコンなどで手軽にコンテンツが楽しめるプロジェクト『#吉本自宅劇場』を開始することを発表した。

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　コンテンツやメディアは多岐にわたって展開するが、コンセプトは『自宅にいながら人々のもとに「笑顔」を届ける』だけ。動画で、音声で、記事で、距離を超えて「笑顔」を届ける。合言葉は「手洗い、うがい、笑い」。

　プロジェクトに関する利益の一部を寄付することも発表した。

　吉本興業は3月2日から直営劇場公演および主催興行・イベントを中止、または延期。同6日からは「自粛のなかでも人々に少しでも笑顔を届けたい」という想いから、全国の劇場から無料のネット生配信を実施していた。ただ、それも4月7日に発表された緊急事態宣言を受けて中止となっていた。

■コンテンツラインアップ
『家-1グランプリ2020〜お笑い自宅芸No.1決定戦〜』：自宅から最も笑いをとれる芸人は誰なのか。テレビ＆ビデオエンターテインメント「ABEMA」の特別番組として生放送される。優勝商品は「家賃1年分」と「ABEMA冠特番」。参加資格は自宅から配信できる人で、プロ・アマチュア問わない視聴者参加型の賞レースをとなる。

・番組MC今田耕司コメント：こんな時代にぴったりの企画。優勝商品の家賃1年分はみんなが本気になること間違いなしです。お楽しみに！

『スナック吉本』：芸人とファンの方々が一緒に語り合えるオンラインスナック『スナック吉本』をオープン・笑いあり、人情あり、涙あり。オンライン上で芸人がスナックのママとなり、少人数でより濃密な交流の場を提供する。

・ママ代表西野亮廣（キングコング）コメント：劇場という活動の場、そして収入源を奪われてしまった芸人は、今、アルバイトをすることもできません。そんな中、家にいながら、ファンの方と交流をして、武器である「おしゃべり」で収入を得られるのは良いなぁと思いました。芸人と事務所が一丸となり、各方面に配慮しながら、可能な限り「笑い声」が起こる形で、今回の苦難を乗り越えていきたいと思います。

『吉村派遣会社』：平成ノブシコブシ吉村崇がリーダーとなって、リモート芸人派遣企画を設立。何をやっているかはわからない。何のためになるかはわからない、だけどなんだかおもしろい。吉村らしい、バカで破天荒な企画を「あなた」にお届けします。

・リーダー吉村崇（平成ノブシコブシ）コメント：急きょ立ち上げとなりましていろいろ不備はあるとは思いますが、日本全国にバカと刺激とお下品をお届けできたらと思ってます。黙って待ってるのも飽きましたので、こじ開けてやろうと思ってます。ぜひ皆さま会話をしましょう！