新型コロナイルスの影響で、自宅で楽しめるグッズが人気となっている。そんな“巣ごもり趣味”のひとつとして、家族と一緒に飛行機や船の模型を作ったり、長い間寝かせていた“積みプラ”に手を出すモデラー復帰組も多いようだ。今回紹介するのは第一次大戦時代の飛行艇を制作した東名川崎製作所さんと、航空自衛隊の戦闘機「F-2A」を制作したMOKEOさん。時代の異なるそれぞれの機体に感じた“漢の浪漫”とは。
■模型塗装のヒントは“日常生活”に隠れている(東名川崎製作所)
主翼の長さだけでも1m近くある第一次世界大戦(WWI)時代の飛行艇FelixStowe(フェリックスストウ)F.2A。本機を制作したのは「どうせ作るならバカでかい飛行艇を作って展示したら迫力があるだろう」というシンプルな理由だったと笑う東名川崎製鉄所さん。
WWI時代の航空機には、他の時代のものと比べてどんな魅力があるのだろうか。
「やはり、飛行機がまだまだ発展途上な時代ですので、エンジンだけではなく、あらゆる構造がむき出しなのでメカメカしいのが丸わかりなんですよね。現代の飛行機だとみんなカバーの中に収められていて見ることが出来ません。そういった“浪漫の塊”とも呼べる、機械類を存分に作り込んで楽しめるのがWWI時代の戦闘機模型です」
そんな思い入れタップリの本作について特に力を入れた部分を聞くと、「木製の機体なので木目塗装をいかにリアルにするかということにこだわりました」とのこと。続けて、「機体内部のインテリアも完成後は全く見えなくなりますが全て作り込みましたし、むき出しの2組のエンジンの使い込まれた塗装の風合い、無数のワイヤー類も手を抜かずに仕上げました。苦労したのは、やはり全体が組み上がってからの塗装です。大きすぎて塗装ブースに入りきらず、部屋の床の上でエアーブラシ塗装しました」と苦笑した。
また、塗装をするうえではウェザリング表現に対して気を配ったという。
「やはり最終的にはウェザリングがキモとなります。ただ汚いだけでもダメですし、なぜそのように汚れるのかもよく考えないと作品が破綻してしまいます。なので、日常生活の中でも”汚れ”という部分は自然と観察する癖がつきましたね」と、日常生活で養った観察眼が模型制作にも生きてくると語った。
■ウェザリング技法で表現する“実機の使用感”(MOKEO)
MOKEOさんの代表作「F-2A」を制作するキッカケについて聞くと、「F-2Aは昔から好きで、いつか作りたいとアフターパーツを買い貯めていたのですがなかなか踏ん切りが付かず…」と“積みプラ”になっていたことを告白。しかし「モデラー仲間のKurannyさんがカッコいいF-2を制作していて、『自分の作ったF-2と一緒に並べたい!』と思ったのがキッカケです」と、モデラー仲間の作品が刺激になったという。
本作は17年ほど前に発売されたハセガワ 1/48 「F-2A」を使用。かなり前のキットだが、「キレイに仕上がる完成度の高いキット」だと魅力をアピール。「今回使用したプラッツ製のF-2用のデカールシールを使えば、キットで省略されたコーションが付加されてより密度感のある仕上がりになると思います」と、“匠の技”の一端を教えてくれた。
実際、実機と見間違うほどのクオリティとなった本作。その点をMOKEOさんに聞くと、「基本的に使用感のある航空機を目指しているので、ウェザリング塗装には力を入れています。特に、実機にどう近づけるかに“浪漫”を感じます」と解説。派手な汚しや少しの汚し・傷にしてもそれぞれに意味を持たせるよう実機を参考に表現しているようだ。
また、模型を“リアル”に見せるうえで「撮影する際のポイントがある」とのこと。そこで、具体的な撮影法について聞いた。
「本作は自宅のベランダで自然光撮影したものです。背景の空は模型工房ブレインズのジオラマシートを使用しました。模型撮影する際、特に意識している点は、既視感のある構図やシチュエーションを意識するということです。なので基本的には自然光での撮影となります。それと、部分的にクローズアップしてピントを調整しておけば、トリミング次第で自分の想像以上にリアルな画像が出来ると思います」
そして最後に、次に挑戦したいスケールモデルとして「F-14」の名前をあげたMOKEOさん。「現用戦闘機好きなわりにメジャーな機種って作ったことがない」とのことだが、その完成が今から楽しみだ。
■模型塗装のヒントは“日常生活”に隠れている(東名川崎製作所)
主翼の長さだけでも1m近くある第一次世界大戦(WWI)時代の飛行艇FelixStowe(フェリックスストウ)F.2A。本機を制作したのは「どうせ作るならバカでかい飛行艇を作って展示したら迫力があるだろう」というシンプルな理由だったと笑う東名川崎製鉄所さん。
「やはり、飛行機がまだまだ発展途上な時代ですので、エンジンだけではなく、あらゆる構造がむき出しなのでメカメカしいのが丸わかりなんですよね。現代の飛行機だとみんなカバーの中に収められていて見ることが出来ません。そういった“浪漫の塊”とも呼べる、機械類を存分に作り込んで楽しめるのがWWI時代の戦闘機模型です」
そんな思い入れタップリの本作について特に力を入れた部分を聞くと、「木製の機体なので木目塗装をいかにリアルにするかということにこだわりました」とのこと。続けて、「機体内部のインテリアも完成後は全く見えなくなりますが全て作り込みましたし、むき出しの2組のエンジンの使い込まれた塗装の風合い、無数のワイヤー類も手を抜かずに仕上げました。苦労したのは、やはり全体が組み上がってからの塗装です。大きすぎて塗装ブースに入りきらず、部屋の床の上でエアーブラシ塗装しました」と苦笑した。
また、塗装をするうえではウェザリング表現に対して気を配ったという。
「やはり最終的にはウェザリングがキモとなります。ただ汚いだけでもダメですし、なぜそのように汚れるのかもよく考えないと作品が破綻してしまいます。なので、日常生活の中でも”汚れ”という部分は自然と観察する癖がつきましたね」と、日常生活で養った観察眼が模型制作にも生きてくると語った。
■ウェザリング技法で表現する“実機の使用感”(MOKEO)
MOKEOさんの代表作「F-2A」を制作するキッカケについて聞くと、「F-2Aは昔から好きで、いつか作りたいとアフターパーツを買い貯めていたのですがなかなか踏ん切りが付かず…」と“積みプラ”になっていたことを告白。しかし「モデラー仲間のKurannyさんがカッコいいF-2を制作していて、『自分の作ったF-2と一緒に並べたい!』と思ったのがキッカケです」と、モデラー仲間の作品が刺激になったという。
本作は17年ほど前に発売されたハセガワ 1/48 「F-2A」を使用。かなり前のキットだが、「キレイに仕上がる完成度の高いキット」だと魅力をアピール。「今回使用したプラッツ製のF-2用のデカールシールを使えば、キットで省略されたコーションが付加されてより密度感のある仕上がりになると思います」と、“匠の技”の一端を教えてくれた。
実際、実機と見間違うほどのクオリティとなった本作。その点をMOKEOさんに聞くと、「基本的に使用感のある航空機を目指しているので、ウェザリング塗装には力を入れています。特に、実機にどう近づけるかに“浪漫”を感じます」と解説。派手な汚しや少しの汚し・傷にしてもそれぞれに意味を持たせるよう実機を参考に表現しているようだ。
また、模型を“リアル”に見せるうえで「撮影する際のポイントがある」とのこと。そこで、具体的な撮影法について聞いた。
「本作は自宅のベランダで自然光撮影したものです。背景の空は模型工房ブレインズのジオラマシートを使用しました。模型撮影する際、特に意識している点は、既視感のある構図やシチュエーションを意識するということです。なので基本的には自然光での撮影となります。それと、部分的にクローズアップしてピントを調整しておけば、トリミング次第で自分の想像以上にリアルな画像が出来ると思います」
そして最後に、次に挑戦したいスケールモデルとして「F-14」の名前をあげたMOKEOさん。「現用戦闘機好きなわりにメジャーな機種って作ったことがない」とのことだが、その完成が今から楽しみだ。
2020/04/21