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林遣都&小松菜奈、初共演でW主演「見たことのない恋愛映画に…」

 俳優の林遣都、女優の小松菜奈が、2021年公開の映画『恋する寄生虫』で初共演を果たし、W主演を務めることが7日、わかった。林が極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けず孤独に生きる青年・高坂、小松が視線恐怖症に苦しむ不登校の女子高生・佐薙に扮し、繊細で儚い恋物語を紡いでいく。

初共演を果たす(左から)林遣都、小松菜奈(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会

初共演を果たす(左から)林遣都、小松菜奈(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会

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 同映画は、作家・三秋縋氏の同名小説が原作。柿本ケンサク氏が監督を務め、山室有紀子氏が脚本を手掛ける。

 初タッグで恋愛映画に挑む2人。林が「(小松は)自分の役の気持ちを大事に演じられる印象があり、とてもストイックで、しっかりお互いの心を通わせながら気持ちをぶつけ合うことが出来ました」と印象を語ると、小松も「林さんの現場に挑む姿勢は勉強になることばかりでした。演じる役や作品に対する姿勢やアプローチがとてもカッコ良く、そしてセリフや演技について相談すると倍にしてアドバイスを返してくれました」と感謝していた。

■キャスト、監督のコメント
林遣都
「『恋する寄生虫』は普通の恋愛映画ではないファンタジックな要素もありつつ、軸として描かれるのは、人の心の変化です。人生に行き詰っていた人間が、誰かと出会って感じたことがない喜びを味わい、思いがけないところにたどり着く。この映画も、誰も想像出来ない世界が広がっている新しいラブストーリーになっていると思います。

撮影もこれまでに味わったことがない印象的なものでした。物語は高坂と佐薙の二人の関係性をメインに進んでいきますがさらに内容や設定にも一癖あり難しい役柄です。毎回想像を超えるアイディアをくださった柿本監督に出会えたことは、大事な出会いになりました。

小松さんは、自分の役の気持ちを大事に演じられる印象があり、とてもストイックで、しっかりお互いの心を通わせながら気持ちをぶつけ合うことが出来ました。きっと今まで見たことのない恋愛映画になっていると思うので、観ていただける皆さんには登場人物それぞれの感情の変化を想像しながら楽しんで頂ければうれしいです。

世の中がいつ抜け出せるか分からない大変な危機に瀕していますが、細心の注意を払い、一刻も早く穏やかな日常が再び訪れることを心から祈っています」

小松菜奈
「“寄生虫”がキーワードになるラブストーリーという今までにないユニークな作品で、柿本監督と林さんとこの作品でご一緒出来たことは非常に光栄でした。社会に馴染めない不器用な二人の恋愛は初々しく新鮮で、佐薙ひじりを演じる日々はとても愛おしく楽しい時間でした。視線恐怖症に苦しむ繊細なキャラクターである佐薙ひじりを演じるうえで、迷いや不安もありましたが、撮影が進んでいく中で彼女を理解していき、最後には素直に感情をぶつけられたと思います。

林さんの現場に挑む姿勢は勉強になることばかりでした。演じる役や作品に対する姿勢やアプローチがとてもカッコ良く、そしてセリフや演技について相談すると倍にしてアドバイスを返してくれました。今回、ご一緒出来てとてもうれしかったです。すてきな物語に柿本監督の個性が混ざり合い、きっとこれまでにない新しい作品になっていると思うので、ぜひみなさんにも楽しんで観て頂けたらうれしいです。

今やあす、何が起こるか分からない不安定な状況が続いていますが、一日も早く世の中に明るい光が差す事を心より願っています」

柿本ケンサク監督
「僕は『恋する寄生虫』というラブストーリーを通して“心”の在り方についてを描きたいと考えました。人間の心はどこにあるのか? 心は目にも見えないし形もないけど確かにそこにある。主人公の二人は虫に寄生され、そのせいでこの社会に馴染めずにいます。社会不適応に苦しむ二人こそが弱さを知る者なのです。

今、社会全体が大変な状況に置かれている中、自分を含む多くの人が未来への希望を失う危機に瀕しています。こういう状況だからこそ、本当に大切なものが何かを見失わないよう常に自分自身の心に耳を傾けたい、そんな思いを込めて現場に臨みました。

林さんが、この映画に心を、小松さんが命を与えてくれました。主人公二人が抱える不安や悩みは目に見えるものではなく、心の奥の方に隠れています。そんな弱さを演じるのは簡単なことではない。その弱さに真剣に向き合ってくれたことに僕は日々、学びを得ました。結果、僕が想像していたものを遥かに超え、新しい物語へと成長させてくれました」

関連写真

  • 初共演を果たす(左から)林遣都、小松菜奈(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会
  • 原案:三秋縋『恋する寄生虫』(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)

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