俳優の平岳大、窪塚洋介、本木雅弘らが出演するNetflix オリジナルシリーズ『Giri / Haji』が、来年1月10日より動画配信サービス「Netflix」で独占配信される。英国と日本を舞台にしたドラマシリーズで、日本人キャスト陣と、『トレインスポッティング』や『ノーカントリー』に出演する女優ケリー・マクドナルドら、英国キャストが共演する注目作となっている。

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　作品タイトルには、日本語の「義理」と「恥」がそのまま使われており、東京とロンドンという異なる2つの都市をまたいで起きた殺人事件が、裏社会の重大な権力抗争へと波及していく様を描く。抗争終結の鍵を握るのは、とある日本人兄弟。兄であり刑事の健三を演じるのは、平。そして弟、勇人を演じるのはマーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』でハリウッドデビューを果たした、窪塚。さらに、『おくりびと』で日本アカデミー賞主演男優賞受賞の本木が、これまでのイメージを覆す強面ヤクザ、福原役で新境地を開く。

　予告編は、常に不穏な空気と張り詰めた緊張感を漂わせ、巻き起こる事件と衝撃の展開を感じさせる。ある夜、刑事の健三の元に現れたヤクザの組長の福原。「遥か遠くに誰かが池に石を投げ、その矢がようやくここまで届いたわけだ…」と、意味深な言葉を吐く。そして、健三は疎遠になっている行方不明の弟、勇人を探し出すべくロンドンへ。勇人を捜索する中で、健三は徐々にロンドンの闇社会へと巻き込まれ、「一体何人が死んでるんだ？　東京で！　ロンドンで！　お前のために！」と勇人に激高する健三の姿も。

　平は「非常に練られていて、翻訳にも時間をかけ、我々も意見を述べました。そういったクリエイティブな関係の良い前例を作った、という感じはします」と自信を覗かせており、窪塚も「リアリティがあってすごいです。普通の日本の人が観て
もすごくリアリティがあるように見えると思うんですよ。そして、見たことのある日本の景色だったり、触れたことのあるカルチャーも描かれているのに、観たことのない作品が出来上がっていると思います。すごく不思議な体験をしてもらえるんじゃないかなと思います」と、作品をアピールした。

　本木は「家族の絆や人間の繋がりや心の闇という普遍的なテーマに重きを置いているのが新鮮でした」と語っており、単なるサスペンスにはとどまらない、人間ドラマとしての魅力に言及。加えて「物語の展開や回想の入り方にスピード感と独特なリズムがあって、どんな映像になるのだろうとワクワクさせてくれる脚本でした」と、撮影前の時点から期待を寄せていたことを明かしている。

　言葉や文化を越えて複雑に絡み合う人間模様と、息もつかせぬ緊迫感あふれる展開、タイトルにあえて「義理」と「恥」をつけた意味を知りたくて、イッキ見してしまうに違いない。

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